生活保護費受給時に激高して市役所の壁を壊したとして、和歌山県警和歌山西署は5日、建造物損壊容疑で、和歌山市松江東の無職、齋藤雅裕容疑者(45)を現行犯逮捕した。 齋藤容疑者が自宅の家賃を滞納したため、毎月生活保護費を受け取る際に大家への家賃分を市役所の担当職員に渡すことになっていたが、この日は支払いを渋ってトラブルになったという。同署によると、「窓口で待たされて腹が立った」と供述しているという。 逮捕容疑は5日午前11時ごろ、同市役所生活支援課の壁を殴り、穴を開けたとしている。 同署などによると齋藤容疑者は一人暮らしで、昨年2月から生活保護を受給。毎月5日の受給日に、窓口で3万5千円の家賃を職員に手渡すことになっていたという。