政府・自民党が東京五輪・パラリンピック開催をめぐり、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長に対する不満を強めている。 【写真】東京五輪の開催中止を求める署名サイト 開催に伴う感染リスクを訴える発言を繰り返していることへのいら立ちからだ。開幕まで2カ月を切る中、中止・延期論が一段と高まりかねないと懸念を深めている。 尾身氏は3日の参院厚生労働委員会で、五輪開催に関し「普通ではない」と明言。4日の衆院厚労委でも「人流が増える。やるのであれば覚悟を持ってさまざまな感染対策をすることが求められる」などと訴えた。 こうした発言について、政府高官は「尾身氏は五輪開催を判断する立場にはない」と不快感を隠さない。別の政府関係者は「五輪で医療が逼迫(ひっぱく)したときに『警鐘を鳴らした』としておきたいのではないか」と皮肉った。 自民党幹部も同様に「当初、自分は部外者と言っていたのに、言っている
「カメラさん」「カメラマン」「梅村さん」――。 2011年の東日本大震災発生から11日後、宮城県石巻市で救援物資を求める列にかごを持って駆け付けていた、当時1歳10カ月の佐々木蓮(れん)さんを撮影した。それから毎年会いに行く中で、私の呼び方は変化していき、11歳になった今は「梅ちゃん」だ。仮設住宅ではキャッチボールをし、現在住む災害公営住宅では一緒にゲームをする。入学式のランドセル姿や、卵焼きを私に作ってくれる姿を見て、思わず涙が出た。震災後の現地の姿と、歩みを重ねるような成長を写真に収めることに喜びを感じている。 それぞれの写真記者が東日本大震災の被災者の歩みを、写真企画「見つめ続ける」として朝刊の連載や夕刊特集「eye」で伝えてきた。私はこれまで20組の人々を訪ね続けている。この企画を大切にしてきたのには理由がある。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く