マクロ経済学講義ノート 第1講 イントロダクション 第2講 GDPとは 第3講 3面等価とGDPの定義 第4講 ISバランス 第5講 物価指数 第6講 国民所得の決定 第7講 経済モデルの拡張 第8講 乗数分析 第9講 消費関数 第10講 投資関数 第11講 貨幣の需要 第12講 貨幣の供給 第13講 IS-LM分析 第14講 財政金融政策 第15講 労働市場の分析 第16講 総需要総供給分析 第17講 開放経済の分析 付録A 経済辞典について 付録B 経済データ(グラフ) 付録C 基本経済用語 付録D 関連新聞記事一覧 付録E 年表 付録F 小テスト [top] [マクロ経済学1に戻る] [Home] (c) Shigeru Sasayama, Kumamoto Gakuen University
今回は、特別編です。僕の認識は「リフレは必要だが、それだけではダメである」というものです。今回は、「それだけではダメ」の部分について説明する、二つの記事をアップします。「では、何が必要か」という問題は、次回に。多分、1、2週間後くらいに書きます。*1 更新情報 2008/10/07 07:00 一部、誤解があるようですが、「反リフレの経済学」の趣旨は、「インフレは生じない」ではなく、生じるインフレの性質が異なっており、「インフレは生じても総需要は増えない」です。その点をわかりやすくするための修正を検討します。 2008/10/06 22:00 あれま、「流動性プレミアム」の意味が逆になってるみたいですね。どう修正するか、検討します。*2 2008/10/06 09:00 ブックマークが分散しがちなので、整理しておきます。 【推奨】「リフレ/反リフレの経済学」全体へのブックマーク 「リフレの
最終回 バブルはなぜ起きるのか?〜バブルの合理性 このブログの最終回にあたる今回は、「災厄」であるバブルが、どうして起きるのか、そこに何らかの合理性はあるのか、それを考えてみることにしよう。 2008年03月31日 09:00 バブルの何がマズイのか?〜バブルと実体経済 「バブルがはじけるとなぜ不況になるのか?」この問題は、ぼくの知る限りにおいて、経済学の教科書できちんと説明しているものはなく、また定番的な学説もないようだ。したがって、今回、展開するのは、全くのぼくの持論であることをお断りしておく。 2008年03月24日 01:00 貨幣のいたずら〜その多機能性が悲劇を生む 不況は、貨幣が「多機能性」を持っている、というまさにその便利さがもたらす災いだ、という視点から解説することにしよう。 2008年03月14日 01:00 公平とは何か〜「選択の自由」と「公平性」 世の中で公平を生み出
相撲の八百長と経済学のフロンティアとの関係とは。 Levitt et al., Freakonomics: A Rogue Economist Explores the Hidden Side of Everything (William Morrow & Co, 2005) (『一冊の本』2005年7月号) 山形浩生 要約: Levitt Freakonomics は、現代経済学の来るホープの一人、レーヴィットの研究を一般向けにまとめた経済読み物集である。変わった現象を経済学的に説明するという(それも思いつきではなく、ちゃんとデータを元に検討を加えて解説する。その現象も、相撲の八百長や子供の命名、ギャングの家計簿など笑えるものばかりで、きわめて楽しくも洞察に富んでいる。 本書を読んで、二、三度驚きの声をあげない人はいないだろうし、また何度か笑い出さなかった人もいないだろう(もっとも扱われ
フェアトレード運動については今までどちらかと扱うのを避けていたのだが、前回予告したので、頑張って論じてみる。一般的にはフェアトレード運動も反スウェットショップ運動と同じく先進国の「倫理観」に支えられた理想主義的な運動だと思われがちである。しかし本当のところはどうか、ということを考えてみたい。 さて、フェアトレードの対象となる商品は工芸品や衣類も含め多岐にわたっている。しかし最も影響力が大きく、市場浸透率も高い商品はというと、それはコーヒーだということに意義を挟む人はあまりいないだろう。もちろん、コーヒーがフェアトレードの主力製品になっていることにはきちんとした理由があるし、したがってフェアトレードの存在意義を論じるうえでもコーヒーは最適の題材であるはずだ。 で、世界のコーヒー貿易とフェアトレード運動の関わりについて、僕が知っている限り最も明確な説明を行っているのが、すでにあちこちで話題にな
404 Blog Not Found:効率性の必要経費 これらは相互に関連しているのでどれがどれより重要だということはないのだけど、各国の発展を見れば、だいたいどんな順番で発展させていけばいいのかはわかる。 まず最初になされるべきは、輸送と通信。80億人分の食料があっても飢餓がなくならないのは、これが一番の原因だ。先進国の余剰は届かないというより届けようがないのである。 次に必要になってくるのが、科学的合理主義。これには教育が必要で、その原資は輸送と通信によって得られる。 これで、効率的な輸送と通信、そして効率性に理解を示す市民が出来て、はじめて私有財産権をを尊重すうだけの余裕が生まれる。 多分、これが経済発展の典型的パターンの記述として妥当であるかどうかは、経済史をあたってみなければならないが、市場経済にバックボーンが必要であるという主張はその通りだろう。輸送と通信の発展が格差を解消する
We lost a great human being today. Here is what I wrote about him in 1998. The Economist of the Century By N. Gregory Mankiw Anyone who thinks that ideas matter (and who doesn't?) naturally takes an interest in people who generate more than their share. Milton Friedman is one of them. As he approaches his 86th birthday, Friedman remains one of the world's most influential living economists. Fans o
バージニア州上院議員、ジョージ・アレンが驚き落胆するのも当然だ。1年前、ナショナル・レビュー誌の表紙で、アレン氏はその“素朴な性格”により“合衆国の次期大統領になる可能性が極めて高い”と評されていた。ところが今、彼の政治生命は終わろうとしている。 アレン議員を台無しにしたのは、“マカカ”や、イラク戦争だけではない。財界エリート達のお気に入りであるアレン氏は、拡大する格差問題を論点にする相手と対決したのである。そして、噛み煙草好きで、フットボールファンで、減税派で、社会保障民営化支持派のアレン上院議員は、真の庶民派に敗北を喫した多くのニセ庶民派の1人にすぎなかったということだ。 保守派運動の下で、共和党は有権者の大多数を犠牲にして、少数の富裕なアメリカ人達のために尽くしてきた。この現実を隠すために、保守派は論点をすり替え課題を変え続け、さらに卓越したマーケティング活動によって、民主党支持派を
http://www.nytimes.com/2006/11/16/business/17friedmancnd.html 最近まで元気に長時間のインタビューにもでておられただけに残念です。現在のマクロ経済政策の基本(期待で修正された短期と長期のフィリップス曲線、自然失業率の概念)を構築した重要なひとりであることはもちろんのこと、負の所得税、教育クーポン制、現在いわれている「小さな政府」論の祖形、マネタリズム、シカゴ学派の形成、経済学の啓蒙教育、変動為替相場制、投機の理論、恒常所得仮説、経済学の方法論への貢献、そして大恐慌の分析やアメリカの金融史の基礎的研究、などその業績はいまさら紹介するまでもなく大きな影響力を持っていました。日本の経済論壇の一部では感情的な反発がフリードマンに対して強いのですが、いまの日本はまさに「フリードマンの時代」に事実上直面しているといえるでしょう。 すこしまとめ
とりあげられていたのはJullian Dibbell。ゲーム内通貨についていろいろ発言しているTerra Novaコミュニティの中心メンバーの1人だ。彼がアイテム販売で生計を立てると宣言し、その収入が現実世界の収入に迫るところまでいったことは、別に新しい話でもなんでもない。最近この話がLegal Affairs誌に載ったことから、どうも再び話題に火がついたらしい。Terra Novaでも、IRSが課税に関心をもってるとかどうとかいうエントリがあって、議論が沸騰したばかりだ。 CNET Japanの記事は尻切れトンボで消化不良になっているが、CNETの元記事は、その後Castronovaの「仮想世界への課税は望ましくない」とのしごくまっとうなコメントを紹介したりしている。一方、Terra Novaに出てくるIRSの話は、ゲーム内の仮想資産を「外国資産」とみなして課税するかもしれない、というも
[AOGC2006]オンラインゲーム運営と「ゲーム内経済学」の視点 -国際金融情報センター山口氏(前編) 1月26日 2月に開かれるオンラインゲームに関する国際カンファレンス「AOGC2006」。そのセッション「『ゲーム内経済学』とその意義」の講師、財団法人 国際金融情報センター山口浩氏にお話を聞いた。山口氏によれば、経済学をツールとして利用することで、オンラインゲームの内外に発生する様々な問題をよりスムーズに扱えるようになるという。 財団法人 国際金融情報センター山口浩氏 − まず始めに、山口さんが国際金融情報センターというシンクタンクに勤めていることと、今回講演されるテーマ「『ゲーム内経済学』とその意義」は、どのように関連しているのでしょうか? 山口:はっきり言うと、あまり関係ないんです(笑) 国際金融情報センターには、さまざまな金融機関から出向してきている研究員が多く、私もそう
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