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ブックマーク / www.h-yamaguchi.net (13)

  • 「流出ビデオ」の対立軸 - H-Yamaguchi.net

    尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に関するビデオ流出事件については、いろいろな意見があるらしい。「識者」の皆さんがあちこちでコメントやら議論やらしておられるのでそれを見比べるのは勉強になるが、じゃあ自分ならどう考えるかね?と問いかけてみるのも悪くないと思って、ちょっとだけ考えてみた。 といいつつ無駄に長いのはいつもどおりの芸風。 この件でまず思うのは、この件が、いくつもの意味で、異なる価値、異なる考え方同士の接点にあるということだ。その中には古いものも新しいものもあるが、ともあれ分けて考えられることの多い、あるいは相反する考え方がとられうる領域で、それらがぶつかったり摩擦を起こしていたりする問題だといえる。多くの場合、それぞれの立場にそれぞれの価値があり、正当性がある。答えなんて1つしかない、と最初から決めてかかってる人がいるかもしれないが、どの立場(折衷案も含め)をとるにせよ、そうした構造であ

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    e1d9hcfs 2010/11/13
  • ネットにもサイレントマジョリティはある - H-Yamaguchi.net

    「ネット世論」ということばがある。「世論」というのは「世間一般の意見や考え」というぐらいの意味だろうから、それに「ネット」がくっつくと、「ネットの中で一般的な意見や考え」くらいになるだろうか。わざわざ「ネット」とつけるということは、「ネット世論」は「世論」とはちがうという含みがあるのかな。いまや全国民の7割だかがネットユーザーであるわけで、ネット世論が全体の世論とちがうというのもなんだか妙な気がするわけだが、ユーザー層は必ずしも国民一般の縮図とはなっていないのも事実だし、実感にもそこそこ合っているような気がするにはする。 それはいいとしても、「ネット世論」も「世論」の一種なわけで。となると、アレだなアレ。 世論を語るときに、サイレントマジョリティという考え方が持ち出されることがある。Wikipediaによると、1969年にニクソン大統領が「発言はしないが現体制を支持している多数派」という意

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  • ネット利用に関し公職選挙法を改正すべきであるという主張 - H-Yamaguchi.net

    選挙におけるブログおよびその他のインターネットの活用を阻んでいる公職選挙法を改正すべきではないかという議論が、ブログ界隈で広がってきている。「週刊!木村剛」には、公職選挙法第143条を引き合いに出した「ちょうちんは良くて、ブログはダメなのか?」という記事が出ているが、確かにブログを書いている身として、せめてちょうちんぐらいには扱ってもらいたいと思うのは人情だ。 私も、公職選挙法を改正すべきであるとの論陣に参加したいと思う。ここでのシンボルは、やはりちょうちんだろう。というわけで、お恥ずかしい限りだが、画像を作ってみた。といっても、Yahoo!に登録されたフリー画像を利用して、文字を入れ替えただけのものだ。商業利用でなければ再利用OKらしい。プロの方がもっとちゃんとした画像を作っていただければそちらに乗りかえたいのだが、それまでの場つなぎとして。 公職選挙法は選挙運動に関して詳細な規定をおい

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  • 「君側の奸」か「苦悩するキャリアウーマン」か - H-Yamaguchi.net

    例によって「朝まで生テレビ」の音だけを聞きながら作業していたのだが、2008年8月30日放送の回はなかなか面白かった。何が面白かったかっていうのがなかなか伝えづらいうえに、いい加減に聞いてたんであんまり理解してるわけでもないんだけど、今時点で覚えてることを(まちがってたらごめん)ちょっとメモ程度に書いておく。 8月のテーマは「激論!これからの“皇室”と日」。うわわっていうテーマ。司会の田原総一朗(敬称略。以下同様)によると「リベラル系の人から何人も出演を断られた」とか。で、こんな感じ。 皇太子さまが結婚されて15年、以来、皇位継承問題、雅子さまのご病状、ご公務についてなど、世間の関心も高くなっています。 そこで今回の「朝まで生テレビ!」では、「これからの皇室」はどうあるべきなのか、等を討論する予定です。 司会: 田原 総一朗 進行: 長野 智子・渡辺 宜嗣(テレビ朝日アナウンサー) パネ

    「君側の奸」か「苦悩するキャリアウーマン」か - H-Yamaguchi.net
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    e1d9hcfs 2008/08/31
    「君側の奸コンプレックス」について言及していたのは斎藤環さんでした。
  • Lessig教授がポーカーの団体設立に動く理由 - H-Yamaguchi.net

    ポーカーの教育利用に関する団体が設立されたらしい。ポーカーは戦略的思考を養うのに最適なツールであるため、これを教育的な目的に使っていこうというのが趣旨。その名も「Global Poker Strategic Thinking Society (GPSTS)」。これだけだとへぇそうなの、と片付けられそうだが、旗振り役がHarvard Law SchoolのCharles Nesson教授と聞くと、ん?となる人が出てくるかもしれない。なぜ法学者がポーカー?そりゃ確かに戦略的思考に役立つだろうけどさ、なんでポーカーじゃなきゃいけないの?しかもなんで「グローバル」?というわけだ。さらにアドバイザーとして、Creative Commonsの提唱者として有名なLawrence Lessig教授が就任しているとなると、んんん?となる人がけっこう出てくるのではないかと思う。 ここで問題。いったいなぜ? こ

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  • H-Yamaguchi.net: 「年功序列型ドラゴンボール経済」について

    話のテーマはゲーム経済学についてだった。RMTに関するくだりに着目した向きもあるようだが、RMTについて講演されたのは別の方。私のほうは、話の流れでRMTを取り上げはしたが、それが題ではないし、別に奨励しているわけでもない。 あと、事前にことわっておくが、別にこのことばはマンガやアニメの「ドラゴンボール」自体をどうこういうものではまったくない。キャッチーにしようという意図が多少ありはするが、それよりも考えを伝えるためにこのたとえが有効だと思ったから使っただけだ。 ということで、題。 「年功序列型ドラゴンボール経済」とは、典型的なMMORPGゲーム内経済を形容する呼び方だ。一応、英語での表現を考えてみると、「seniority-based "Dragonball" economy」ぐらいになるだろうか。前提として、典型的なMMORPGの多くにおいて、プレイヤー間で取引されるアイテムの

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    e1d9hcfs 2007/05/11
  • H-Yamaguchi.net: めでたい日に思う

    この件については、長い伝統がここで断ち切られてしまうのかと、私だけではなく、多くの日人が懸念していたはずだ。一時はどうなることかと思ったが、ようやくこの日を迎えたわけだ。まずはともかく、この喜びを一人の日人として、深くかみしめたい。 前にも書いたことがあるが、私は、伝統とは変わり続けることにある、と思っている。環境の変化に応じて自らも変化し続けること、それこそが長く続く伝統の質ではないか、と。もちろん変えるべきではない部分、変えてはいけないタイミングというのもあろう。変えるもの、変えないもの、そのバランスが大事なのだと思う。 とりあえず一息ついた観があるわけだが、問題が抜的に解決したわけではない。懸案事項はまだ残っている。というか、むしろこれから、なのかもしれない。今後も状況に応じて柔軟に対応していくこと。社会に受け入れられていく努力を怠らないこと。関係者の皆さんはもちろん誰よりも

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  • H-Yamaguchi.net: オーマイニュース:シンポジウム録音ファイル公開

    9月2日に行われたオーマイニュースのシンポジウムの録音ファイルを公開。素人録音なのでノイズとかもけっこう多いが、なんとか内容は聞き取れるのではないかと思う。 正確には「podcasting」ではない。要はMP3ファイルをアップロードした、ということだ。iPodを持っていない人もいるだろうから、このほうが都合もよかろうと。というか、私自身がiPodを持っていないので。 来はネット中継とチャットを入れる予定で、ぎりぎりまで早大の境研究室の方々ががんばったのだが、技術的な理由でできなかった由。 途中で鳥越編集長が退席した。そこまでを「Part I」とでも呼んでおく。ココログの仕様なのか、元のままのサイズのファイルは受け付けなかったので、録音を3つに分割してある。一応切れ目を選んだつもりだが、区切りのいいタイミングとは限らない。「素人芸」なのでご容赦。 Part I-1 Part I-2 Par

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  • 早稲田大学のおおくまさん - H-Yamaguchi.net

    これがその「おおくま」さん。正式名称は「WASEDA BEAR」という。調べたらちゃんとWikipediaに出ていて、なんとあの弘兼憲史作、らしい。早稲田大学創立125周年記念マスコットキャラクターとして作られたそうな。弘兼憲史は早大卒だからなんだろうが、それにしても弘兼のイメージとやや、というかかなり、ずれた印象があるのは否めない。まあ、島耕作というわけにもいかんのだろうが。 いやそれよりもやはり、早稲田大学→大隈重信→おおくま→おおきなくま、というあまりにもベタでかつゆるい思考の流れ(そうとしか考えられないのだが他にありうるのだろうか)はいったい。早稲田大学サイトの子供向けページ(こういうページがあるというのも考えてみればすごい)でも壁紙デザインなどで使われており、これはもちろんわかるのだが、この巨大マスコットは高さ2m近い。125周年という記念すべきタイミングではあったにせよ、いった

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  • 「閣議決定」とは - H-Yamaguchi.net

  • ゲーム内資産への課税の是非について - H-Yamaguchi.net

    とりあげられていたのはJullian Dibbell。ゲーム内通貨についていろいろ発言しているTerra Novaコミュニティの中心メンバーの1人だ。彼がアイテム販売で生計を立てると宣言し、その収入が現実世界の収入に迫るところまでいったことは、別に新しい話でもなんでもない。最近この話がLegal Affairs誌に載ったことから、どうも再び話題に火がついたらしい。Terra Novaでも、IRSが課税に関心をもってるとかどうとかいうエントリがあって、議論が沸騰したばかりだ。 CNET Japanの記事は尻切れトンボで消化不良になっているが、CNETの元記事は、その後Castronovaの「仮想世界への課税は望ましくない」とのしごくまっとうなコメントを紹介したりしている。一方、Terra Novaに出てくるIRSの話は、ゲーム内の仮想資産を「外国資産」とみなして課税するかもしれない、というも

    ゲーム内資産への課税の是非について - H-Yamaguchi.net
  • 「合理的な豚」を説明してみる - H-Yamaguchi.net

    知っている人は知っているだろうが、ゲーム理論に「合理的な豚」というモデルがある。McMillanの「Games, Strategies and Managers」というに出てくるもの。これを人に説明するための練習をここでやってみる。知ってるぞという方は、おかしな説明があったらご指摘いただければ。知らないぞという方は、これを読んでわかるかどうか試していただければ。わからない人に説明してわからせるのが目的なので、これを読んでわからなければ、私の「負け」ということ。 「合理的な豚」は、簡単にいえば2頭の豚がエサを争う競争ゲームだ。得をするためにどういう戦略をとればいいかが問題になる。 まずは以下の図をご覧いただきたい。別のところで使ったものの使い回しなので「見たことあるぞ」という方もいるかもしれないが。 まずはスライドの下にある豚の絵の説明。大きな檻の中に、大きい豚と小さい豚の2頭がいるとする

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  • 人口減社会は明か暗か、という話 - H-Yamaguchi.net

    This is Hiroshi Yamaguchi's personal weblog. It aims to be an incubator as well as an archive of my ideas and thoughts. Possible topics include: finance, business administration, economics, prediction markets, virtual worlds, and other issues.

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