レイヤー2のプロトコルで近隣ノードを自動検知する仕組みは,米マイクロソフトも提供している。Windows Vistaが搭載する「LLTD」(link layer topology discovery)である。Vistaの「コントロール パネル」で「ネットワーク マップ」を起動したときに表示されるトポロジは,LLTDで取得した情報を基に描画している。 Vistaから各機器に情報を要求 LLTDはLLDPと同じレイヤー2の近隣探索プロトコルだが,仕組みは大きく異なる(図1)。LLDPのように一方的に情報を送り付けるのではなく,トポロジを描画するMapper(Vista)と管理対象となるResponder(ネット家電など)の間で相互にメッセージをやり取りする。ユーザーがネットワーク マップを起動すると,Vistaは探索フレームをブロードキャストで送信する仕組みになっており,Responderが管