2016年2月18日に、はてな東京オフィスで編集者のためのイベント「編む庭 -冬-」を開催しました。その様子の一部を2回に分けてレポートします。 今回は、高橋征義さん(株式会社達人出版会代表取締役/日本Rubyの会代表)と、毛利勝久(株式会社はてな シニアエディター/週刊はてなブログ編集長)による「対談 その1」の様子をお届けします。高橋さんはWebアプリケーションエンジニアを経て、2010年に技術書の電子書籍を制作・販売する「株式会社達人出版会」を設立。現在はその運営に携わっています。毛利は本(紙)の編集を経て、現在ははてなブログや週刊はてなブログなどの編集をしています。こういった経歴をたどり、編集の現場に関わっている2人が、編集者に求められる役割や、電子書籍における編集という仕事の在り方について話しました。 * * 情報を発信する手段がたくさんある中で、なぜ「電子書籍」なのか? 毛利
出版不況が続くのに、編集者が生き残るワケ:これからの働き方、新時代のリーダー(中編)(1/4 ページ) 「自分の仕事は、今後も大丈夫かなあ」と不安に感じている人も多いのでは。作家のエージェント集団「コルク」の佐渡島社長は「10年後でも編集者は食うに困らない」という。「出版不況」が叫ばれているのに、なぜ編集者は食っていけるのだろうか。 これからの働き方、新時代のリーダー: 佐渡島庸平――。彼の名前が一般の人に注目され始めたのは、1年ほど前からだ。2012年10月、講談社を辞めて、エージェント集団「コルク」を設立。彼は『モーニング』の編集者として、たくさんのヒット作を世に送り出してきた。『バガボンド』『ドランゴン桜』『働きマン』『宇宙兄弟』といった漫画だけではなく、小説にも関わってきた。いわば“ヒット作請負人”として活躍してきたが、なぜ講談社を飛び出し、エージェントの道を選んだのだろうか。 「
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