滋賀県警察本部は、男子生徒が受けたとされるいじめと自殺との関連について究明すべきだとして中学校などに捜索に入りましたが、生徒の自殺を巡って中学校に強制捜査が入るのは異例です。 中学校でのいじめを巡っては、平成5年に山形県新庄市でいじめを受けた男子生徒が体操用のマットに押し込まれて死亡した事件で、警察が同じ学校の複数の生徒を傷害致死などの疑いで逮捕したり補導したりしたケースがあります。 今回、中学校にまで強制捜査に入ったことについて、滋賀県警察本部の生活安全部長は「自殺した少年に何があったのか、未然に防げなかった原因は何かなど事実や原因を徹底的に究明すべきと考えた。教育委員会や学校などによるいじめへの対応や調査の実態の全容も明らかにしていく」というコメントを出しました。 警察は、学校が男子生徒の自殺について、全校生徒を対象に行ったアンケートなどの資料を押収して分析すれば、自殺の詳しい経緯が分