2週間ほど前、1歳6ヶ月にして息子の授乳(母乳育児)を終了した。とはいえ、純粋な栄養または水分としての母乳は、1歳を過ぎたころくらいからあまり必要ではなかったように思う。 以前電動搾乳機についてあまりにも熱すぎるレビューを書いたことがあることからもわかるように、私は母乳栄養というものを経験して、その営為に強く興味を持つようになった。思ったよりも奥が深いなと感じたし、それ自体が固有の人間にとって不思議な生物学的現象であり、また相互交流やアタッチメントといった発達心理学的な要素を超えた「空間」を形成するようななにか曖昧な(主観的でもあり間主観的でもあるような)ものであり、そして日々議論の紛糾する社会的な現象でもあると感じた。 私と私の子どもは、母乳栄養がかなりスムーズだったケースだ。だから、恨みつらみのようなものが少ない。かといって、ミルクより幸せ!母乳栄養サイコー!ともなっていない。ミルクを