ファム・ミン・チン首相は15日、「2030年までを視野に入れた2021~2025年のデジタル政府構築に向けた戦略」に関する決定第942号/QD-TTgを公布した。同決定は同日に発効した。 戦略では、2025年までに全国民がQRコードを使用したデジタルIDや電子健康記録を保有することを目指す。また、国民のスマートフォン所有率を100%にする。 さらに、全世帯がデジタルアドレスを保有し、ブロードバンドインターネットに接続できる環境を整え、全ての病院で遠隔での健康相談や診療、非現金決済を実現させる計画。 このほか、全ての学生がデジタル学習記録を持つこと、全ての学校でデジタル学習教材や非現金決済を展開すること、全農家が農業用のデジタルプラットフォームを利用することなどを目指す。 これらの目標を達成し、ベトナムは2030年までに国連が発表する電子政府ランキングの国トップ30入りを果たしたい考え。