第361回 剽窃神髄 大瀧詠一の有名な挿話にこういうのがある。「あなたのこの曲は、これこれとそれそれの曲のこれこれとそれそれの部分にそっくりですね」と指摘された大瀧詠一が答えて曰く「あれ。たったそれだけしか気づかなかったの」というやつだ。 この発言は大瀧詠一の抽斗の多さを感じさせるとともに、「俺は大好きな音楽を二十も三十も詰め込んだんだから、聴く側のあなたもたったそれだけじゃなくもっと気づけるくらい音楽を好きになってよ」という意図、つまり「開き直ることによる先人へのオマージュ」と解釈することもできて、非常に格好いいものだと思っており、私も目指すところはかくありたいと考えている。 私の場合は、という書き方は、未だ何者でもない癖に偉そうなのだが、とにかく私の場合はお気づきの方も多いだろうし、自分でも時折言及しているように、筒井康隆・町田康・宮沢章夫・土屋賢二等々の方々の影響を随分受けた文章を書
島本和彦はひとのこといえるのか問題。 - Something Orange 既に、ブクマコメ(はてなブックマーク - 島本和彦はひとのこといえるのか問題。 - Something Orange) とか、 島本和彦氏は自作のパロディ性を自覚していないか? - ARTIFACT@ハテナ系 とかでも、いろいろ書かれているが、俺も書いておく。 というか、ここ二、三日、このことが頭を離れなくて、書かないと落ち着かないと気付いた。 とりあえず、俺は島本信者だから、その辺は差し引いてね。 まず、ブクマコメや、ARTIFACT@ハテナ系さんでも、指摘されていた部分。 海燕氏は、 こういうふうにいうからには、島本さんは自分の作品は「全部自分で考え」ていると思っているのだろう。しかし、かれの作品の大半は熱血青春もののパロディである。 と書いておられる。 これは、ARTIFACT@ハテナ系さんが書かれている通り
漫画家島本和彦のこの発言が気になっている。 「再創造を突き詰めるとガイナックスになる。ガイナックスはせっかく大ヒットを生み出してるんだから全部自分で考えればいいのに、あーいらいらするなぁ、また人のせりふを使ってるのかおまえら! と。ガイナックスのようなジャンルはあっていいが、自分で作れるんだから、自分から考えろと」(島本さん) 「作り手を“やる気”にさせる著作権とは――島本和彦氏など語る」 島本さんはこの件でガイナックスに電話をかけたらしい(笑)。 ま、その場かぎりのことと思ってこその放言のようだから、一々その成否をあげつらうつもりはない。いいたいことはわかる。 ただ、おもしろいと思うのは、ぼくから見ると島本さんもガイナックスもそう変わりはないように見えることである。 こういうふうにいうからには、島本さんは自分の作品は「全部自分で考え」ていると思っているのだろう。しかし、かれの作品の大半は
現行の著作権法はネット時代に合っていない。では、どう変えればいいのか――早稲田大学デジタル・ソサエティ研究所が1月25日に都内で開いたシンポジウムで、法学者や漫画家などが、新しい著作権制度の形について議論した。 参加したパネリストは「現行の著作権法は時代に合っていない」という認識で一致。クリエイターの創造のインセンティブを高めながらも著作物の自由利用を確保する新制度として、「商用著作物は登録制にして自由な2次利用を認め、税金で使用料を徴収して人気投票で著作者に還元する」などといった案が出た。 著作権法は時代遅れ 「著作権法はどう持っても20~30年だ」――法政大学准教授の白田秀彰さんは言う。 著作権法は19世紀に、印刷物を想定してできた法律。その意図は、著作物の自由な利用を一定程度制限することで、著作者に経済的な利益をもたらし、著作へのインセンティブを高めてより豊かな創造につなげよう――と
というわけで、東京で楽しく過ごしてまいりました! id:rosylillyに倣って はてな社見学 サイボウズ社見学 な感じの順で、2日に分けて書こうと思います。 まずははてな。 はてな社にお邪魔するに至るいきさつなどは『http://d.hatena.ne.jp/lonlon2007/20080206/1202313592』にあるとおり。Lillyによる突然のメールにも関わらず快く許可してくださいました。id:lonlon2007の言葉を借りれば「どこの馬の骨ともわからない」高校生3人組に対して、驚くほど広い懐を以って対応してくれたこと感謝します。 リハーサル 10分ほどの時間を使ってプレゼンをさせて頂けることになっていたのですが、この貴重な機会にトチったらあまりにも残念なのでリハーサルをすることにしました。Lillyと僕の宿泊しているホテルに、朝7:30にlonlonさんがやってきて、餃
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く