芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、芸能界の裏側に横たわるオトコとオンナの深い業を掘り起こします。 AKB48総選挙は、プロデュースした秋元康のマジックにファンのみならず、メディアも踊らされたが、親しい音楽プロデューサーや、レコード関係者から「秋元マジックは、音楽業界の活性化につながらない」「ファン心理をあおって、犯罪の温床にならなければいいいが」と危惧する声が筆者に寄せられた。 筆者は以前から、AKB48の総選挙は、ジャニーズ事務所のやり口に似ていると指摘してきた。ジャニーズの場合、ファンクラブを通じて、所属アイドルの新曲が発売されると同時に暗にCDを買い占めすることを要求。これにより、「オリコンチャート初登場1位」などという”ヒット曲幻想”を生み出してきたが、ファンたちはこの”幻想”を共有するために、自らの懐を痛めて、ひとり複数枚のCDを買うことなど珍しくなく