近ごろ、テレビドラマが絶好調だ。7月スタートのドラマに関しては、15番組中7本が、初回で視聴率15%を超えを記録。視聴率ランキングでもドラマが上位を独占している。ドラマ好調のきっかけとなったのは、NHKの朝の連続テレビ小説『あまちゃん』だと分析するのは、元テレビプロデューサーで上智大学文学部新聞学科教授の碓井広義さんだ。 「『あまちゃん』って、軽快なドラマに見えますが、きっちりアキの成長を描いているし、時にはホロリと涙させる。しかも脇役に至るまでしっかりとキャラクターが練られている。視聴者は、このドラマをきっかけに物語の面白さを再認識したのでしょう。 というのも『あまちゃん』はかつての大ヒットドラマが持っていた笑いと涙、主人公の成長…すべてを兼ね備えていますから。物語の面白さとは、ワハハと笑うことではありません。登場人物の感情の周波数が視聴者と一致することです。『あまちゃん』でその心地よさ
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