日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長、幹事長の松井一郎大阪府知事は15日、兵庫県伊丹、宝塚両市長選で首長選初の公認候補が大敗したことを、それぞれ「実力不足」「完敗だ」と認めた。一方、兵庫県知事選への候補擁立など関西の首長選への積極関与方針は維持する考えを示した。 橋下氏は大阪市内で記者団に「重く受け止めなければならない。基礎的な活動がなければ有権者はそう簡単に応援してくれないことがはっきり示された」と指摘。松井氏も「完敗だ。われわれの政策が理解していただけず、まだ活動が足りない」と府庁で語った。 ただ松井氏は兵庫県知事選への候補擁立方針について「変わりはない」と明言。橋下氏も「一つや二つ選挙に負けたから『次はやめる』と言ったら政治にならない」と述べた。 夏の参院選に関し、松井氏は「(影響は)ある。日本維新の活動はまだ信頼されていない」と語った。 ■関連記事 ⇒維新、ダブル惨敗!
14日に投開票が行われた兵庫県伊丹、宝塚両市長選では、ともに現職が勝利し、日本維新の会新人がともに惨敗する結果となった。維新が大阪府以外の首長選で初めて公認候補を立てた選挙として注目されたが、維新議員の一人は「維新包囲網に敗れた」とがっくり。共同代表の橋下徹大阪市長も「実力不足がそのまま現れた」と肩を落とした。 橋下氏は15日、大阪市内で報道陣に対し「維新の会の実力不足がそのまま現れた結果。重く受け止めなければならない。選挙のときだけ候補者を出してもだめだ。維新へのNOをつきつけられた」と淡々と語った。 両市長選で選対本部長を務めた杉田水(み)脈(お)衆院議員(比例近畿)は選挙の敗因について「維新包囲網で集中攻撃を受けた。維新を脅威と受け止めている既得権益を守りたい人が、一生懸命に頑張った」と分析。ただ、「戦い方に悔いはない。組織を作る上で大きな選挙だった」とも述べた。 伊丹市長選で
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