関連トピックス原子力発電所東北電力東京電力 東京電力が今年度から3年間、再稼働が見込めないのに、他社の原発から電力を買う「購入電力料」を毎年1002億円ずつ支払うことがわかった。どれだけの電力を買ったかに関わらず、一定の金額を支払う契約になっているためだという。しかし、この費用も家庭向け電気料金の値上げ分に含んでいる。 東電が4日、料金値上げを審査している経済産業省の有識者会議「電気料金審査専門委員会」に示した。この1002億円分の原価(費用など)が減れば、料金の値上げ率は今の平均10.28%から平均8%台へと小さくなるという。 東電は、日本原子力発電の東海第二発電所(茨城県)と、東北電力の女川(おながわ)原発(宮城県)、東通(ひがしどおり)原発(青森県)から電力を長期間買う契約を結んでいる。2008年度には2社から計106億キロワット時の電力を買い、計1千億円を支払った。だが12〜