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2013年12月29日のブックマーク (6件)

  • 統帥権はなぜ独立したのか : 池田信夫 blog

    2013年12月29日00:23 カテゴリ法/政治 統帥権はなぜ独立したのか 靖国参拝に対する反応は、最初から立場が決まっている人が多い。「私はリベラルだから反対だ」という人がいる一方、「私は保守派だから賛成しなければならない」と思い込んでいる人も多い。そういう人は「国の誇り」とやらを振り回す前に、書を読んでほしい。 保守派の論客だった山七平は日軍の狂気を詳細に分析し、その根底に明治憲法の致命的な欠陥があることをきびしく批判した。書の308~10ページから引用しておこう(一部略)。なぜこの民権派・人権派が統帥権の独立──いわば兵権と政権を分離し、政府に兵権をもたせず、これを天皇の直轄とせよ──と主張したのか。言うまでもなくそれを主張した前提は、明治の新政府が、軍事政権とはいえないまでも、軍事力で反対勢力を圧服して全国を統一した新政府、いわば軍事的政権であったという事実に基づく。 こ

    統帥権はなぜ独立したのか : 池田信夫 blog
  • シュッツと生活世界の自明性 : 池田信夫 blog

    2013年12月28日10:58 カテゴリ科学/文化 シュッツと生活世界の自明性 山内志朗氏はなぜか飛ばしているが、「存在の一義性」についてとことん考えた哲学者は、フッサールである。彼は初期には存在の自明性を「括弧に入れる」手法として現象学的還元を考えたが、晩年には逆に自明性を説明する概念として生活世界を考えた。彼がその後継者と考えていたのがシュッツである。 シュッツの出発点はウェーバーで、彼の社会学が認識論的にはお粗末な新カント派にもとづいているのを現象学で厳密に基礎づけようということだったが、次第に独自の現象学理論を構築するに至る。その全貌は、主著"Structures of the Life-World"を読まないとわからないが、書は社会学者でもわかる論文集である。ウェーバーの宗教社会学の鍵になっているのは「他者理解」である。異なる宗教に出会うとき、研究者はそれを理解不能な「呪術」

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  • 靖国神社に「政教分離」はありえない : 池田信夫 blog

    2013年12月27日12:38 カテゴリ法/政治 靖国神社に「政教分離」はありえない 安倍首相の靖国参拝を批判する人は口をそろえて「憲法の政教分離の原則に反する」というが、靖国神社は来の意味での宗教施設ではない。きのうの記事でも書いたように、国家神道は天皇制を神聖化するために明治政府の偽造した政治的イデオロギーで、およそ宗教といえるようなものではないので、安倍氏は特定の宗教を支持したわけではない。 宗教は国家権力を支える精神的権威だから、ユダヤ教でもイスラム教でも宗教的な律法が国家の法律であり、中国でも儒教が皇帝の正統性を支える国教だった。特に中世ヨーロッパでは、皇帝の権力は精神的権威に依存していたので、教皇との長い叙任権闘争の後、国家が教会を支配下に置くようになった。 しかし近代の市民革命のほとんどは(アメリカ独立革命を除いて)カトリック教会への反逆に始まった。彼らは国家と教会の癒着

    靖国神社に「政教分離」はありえない : 池田信夫 blog
  • 靖国参拝という非合理主義 : 池田信夫 blog

    2013年12月26日17:00 カテゴリ法/政治 靖国参拝という非合理主義 安倍首相が靖国神社を参拝したことで騒ぎが起きているが、これはもともと招魂社という天皇家の私的な神社であり、国家の戦死者をまつる神社ではなかった。国家神道という国定宗教をでっち上げ、靖国神社をその中心にしたのは明治政府である。 この奇妙なカルトが、天皇制を支えた。それを福田恆存は近代社会の「空虚を埋めるためにもちだされた偶像」だといったが、丸山眞男も同じ指摘をしている。拙著『空気の構造』87~8ページから引用しておこう。 --- 天皇は、幕末にはほとんど実態のない地位になっていたが、尊皇派は幕藩体制の割拠的な性格を克服して「日」という国家的な統合を体現するために、儒教のイデオロギーを利用し、形骸化していた天皇を皇帝の地位に置いた。伊藤博文は帝国憲法制定の際に、天皇を中心にすえる目的を次のように述べている。欧州に於

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  • 「米の失望」首相の誤算 靖国参拝、国際社会で孤立感:朝日新聞デジタル

    安倍晋三首相の突然の靖国神社参拝から一夜明け、批判や懸念の声が世界に広がった。「失望」を表明した米国、「遺憾の念」を示したロシア、「慎重な外交」を求めた欧州連合(EU)――。日への逆風は中国韓国にとどまらず、国際社会で孤立感が深まっている。 「日包囲網」が瞬く間に形成された背景には、首相が靖国参拝をごく限られた側近だけと決めたことがある。「参拝を歓迎する人たちの旭日(きょくじつ)旗に囲まれるわけにはいかない」(政権幹部)と事前の情報漏れを防ぐことを優先させたため、外交当局を交えて関係国の反応を十分吟味しなかった。首相秘書官の一人は26日の参拝直前、「官邸で首相がモーニングを着ていたので驚いた」と明かした。■日米防衛相の電話協議中止 安倍政権が外交の柱に掲げた日米同盟の強化は参拝を境に暗雲が立ちこめた。27日、沖縄県の米軍普天間飛行場の移設先である名護市辺野古埋め立ての知事承認に絡み、

    「米の失望」首相の誤算 靖国参拝、国際社会で孤立感:朝日新聞デジタル
    ebmgsd1235
    ebmgsd1235 2013/12/29
    A級戦犯は戦後国際秩序の中で生きているわけで靖国が合祀した時点でアウト。それ以後天皇は参拝していない。公式参拝と言いつつ靖国は一宗教法人とし、この問題から逃げてきた歴代内閣ひいては有権者も自覚すべき。
  • 米有力紙「参拝は平和主義からの離脱」 NHKニュース

    安倍総理大臣の靖国神社参拝について、アメリカの有力紙のニューヨーク・タイムズは日が戦後の平和主義から離脱しようとしているという論説記事を掲載し、日中国韓国との関係が一層冷え込み、アメリカの対アジア政策にも悪影響を及ぼしかねないと懸念を示しています。 27日付けのニューヨーク・タイムズは、国際面のトップに「神社への参拝によって日のリーダーは平和主義から離脱する姿勢を鮮明にした」という見出しの論説記事を掲載しました。 記事には安倍総理大臣が靖国神社参拝に先立ち、野党やメディアの反対にもかかわらず特定秘密保護法を成立させたほか、自衛隊の装備を拡充する防衛大綱をまとめるなどして、政治的なリスクを負いながら日の戦後の平和主義からかじを切ろうとしているとしています。 また、外交的には今回の靖国神社参拝が日中国韓国との関係を一層悪化させ、アメリカにとってももはや日は、中国に対抗するう

    ebmgsd1235
    ebmgsd1235 2013/12/29
    この件についてアメリカは国内問題ゆえやんわりとシグナルを送り続けてきた。でもこれは公約だからというより信念。雪解けの可能性はもはや無しと判断した上の暴挙なのか。ところで「雪の上の霜」は無意味って意味?