ソニーが昨年11月に発売した新型家庭用ゲーム機「プレイステーション5(PS5)」の販売に「異変」が起きている。ハードの売り上げは昨年末までに25万台を突破し、今も品薄が続くが、ダウンロード版を除くソフトの販売本数は多くが1万本を下回るというのだ。転売屋によるハードの買い占めの影響も懸念されるが、識者はハードとソフトの関係が変化していると読み解く。 ゲーム情報誌「ファミ通」の調査によると、PS5の昨年12月末までの累計販売台数は25万5150台。PS5をめぐっては、転売屋による買い占めや高値の転売が相次いでいる。 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の広報担当者は「販売店と緊密に協力しながら、できるだけ多くの顧客に希望小売価格でご購入いただきたいと考えている」とし、各販売店では重複申し込みを認めない抽選販売などで転売対策を講じている。