思い切った発言が多く、鳩山内閣の中でも、対外的な発信力が強い閣僚の一人である。だが、それがかえって閣内を揺さぶり、無用な軋轢(あつれき)を生んでいる面もある。 例えば、厚労省の3分割案をぶちあげたり、概算要求額の3兆円削減を明示したり…。ある意味で大活躍だが、閣内でのコンセンサスがないままの意見表明に対して、民主党内からは、「仙谷さんはもっと意見調整してからマスコミに話すべきだ。スタンドプレーが目立つ」(党中堅)との批判も聞こえてくる。 行政刷新会議と国家戦略室は鳩山内閣の「車の両輪」として期待されていたが、国家戦略室が開店休業状態気味であるため、仙谷氏の突出ぶりがよけいに目立っている。 弁護士出身であり、野党時代から論客として定評がある。衝突を恐れない強さも持ち合わせている。約1カ月にも及んだ平成21年度の補正予算の見直し作業では、平野博文官房長官との主導権争いを演じた。 以前は、民主党
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く