中国での「QRコード」の驚異的な浸透 - 世界最大のモバイルペイメント市場を牽引する企業と顧客の重要なタッチポイント QRコードといえば、日本では5年程前にあまり目にしなくなった、いわゆる「オワコン」だ。しかし、今中国ではモバイルマーケティング市場で大活躍している。コードを読み取ってそれでサイトにアクセスして何かをする、というイメージの強い日本でのQRコード活用だが、中国では全く異なる活用方法が浸透している。今回は、中国で驚異的な浸透を見せるQRコードの活用方法を見ていきたい。 店頭でのモバイル決済 ここ3~4年の間に、中国のモバイル決済市場は大幅な拡大を続けている。中国で最も利用されているモバイルペイメントサービスであるAlipay(支付宝)とWeChatPay(微信支付)の2016年の取引額は2.9兆ドル(約320兆円)にものぼり、4年間でなんと20倍も増加した。また、世界的に見ても中
