佐藤がブランディングを行う際には、まず手がける対象を客観的な立ち位置から捉え、問題点を明らかにするところから始めるのは前回述べたとおりだ。 ユニクロのグローバル展開に際して柳井会長兼社長からクリエイティブディレクションを頼まれた佐藤は、「フリースの大ヒットなどによってブランドの認知が進んでしまったがゆえに、逆に柳井氏がユニクロを立ち上げた当時のユニークさというものが埋もれてしまい、焦点がぼやけてしまっていた」とユニクロの現状を分析した。 甘くなったピントを、もう一度合わせる ユニクロが最初に海外の旗艦店を出す場所として選んだのは、カジュアルファッションのメッカである、ニューヨーク。ユニクロに類似したコンセプトのブランドも数多く存在するほか、安い価格帯のブランドもあり、価格優位性では戦えない。「ユニクロというブランドの強みは何か、もう一度本質に立ち戻り、それを磨き上げること」。それが柳井氏と
不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 『手仕事の日本』を紹介した昨日のエントリーでは、ひとつ紹介し忘れた一文があったことに気づきました。 それは次のような一文です。 吾々はもっと日本を見直さねばなりません。それも具体的な形のあるものを通して、日本の姿を見守らねばなりません。そうしてこのことはやがて吾々に正しい自信を呼び醒ましてくれるでありましょう。 物を通して日本の姿を見る。物が人びとの生活を反映する。昨日紹介したなかにも「一国の文化はその国民の日々の生活に最もよく反映されます」との一文がありました。 すこし前に「自分の好みを知るということが結局自分を知ることなんだと思う」というエントリーも書きましたが、物の好みを知ることが自分自身を知ることであるように、物を見ることそのものが日本の文化の有り様を理解することに
Typography can be one of the most fascinating elements of design. Whether it’s web design, album art, posters, or any other type of graphic design, typographical inspiration can be a great resource for designers. With that in mind I’ve compiled this collection of beautiful typographical works. UPDATE: We recently launched a gallery site that is dedicated to typography inspiration – TypeInspire. Ty
不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 発作的に、なんとなくデザイン(企画・設計)をする人に必要な能力なるものをまとめてみたくなったので実行(ようは自分の頭のなかを整理するため)。 もちろん、ここでいう「デザイン」は、ある問題を発見して解決するためのプランを考え実現させることをいう。なので、決して狭義のデザイナーのことではありません。 で、そういう意味での「デザイン」をする人にとって必要な能力をまず、ザクッと分類すると以下の4つに分けられるのではないか、と思います。 知る・感じる・疑問に思う解釈する・発想する・組み立てる具体化する・検証する・洗練させる仕事をはじめ、終わらせる どれもデザインをする上では欠かせない。 というわけで、ひとつひとつ整理していくことにします。 知る・感じる・疑問に思うスタート地点はやっぱ
8月16日からのテーマタグは「滝」「噴水」「流れ星」です。皆様の参加お待ちしております。 【お知らせ】写真SNSフォト蔵への簡単登録方法のご案内! 現フォト蔵ユーザーの方で、写真SNSフォト蔵へご登録される際は、現フォト蔵でお使いになられている「ニックネーム」・「メールアドレス」(Gmailエイリアスは対応しておりません)・「パスワード」など、全て同じものをご使用いただけますので、新規登録も大変スムーズです。是非、お試しください!(注:現在の所、現フォト蔵から新フォト蔵α版への画像の引き継ぎは行っておりませんので予めご了承ください) 【過去投稿画像表示の不具合について】 皆様方へは、ご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。 現在もまだ、一部ユーザー様のアカウントにて、過去に投稿された画像が表示されないなどの不具合が継続しております。 現在、修正にあたっております。復旧まで今しばらくお待ち頂
SMAPのようなアイドルグループから、地場産業、美術館、幼稚園まで幅広い分野を対象に、斬新なクリエイティブディレクションで手がけた対象のブランド価値を高め、実績を重ねてきた佐藤可士和。 扱う対象は千差万別で、要求される事柄のレベルや性格、アウトプットの量も大きく違うはずだ。それぞれのプロジェクトへの取り組み姿勢の違いはあるのだろうか。その問いに対して佐藤は、「あえてすべて同じ姿勢で取り組んでいる」と笑う。 プロジェクトの規模が違えば、アウトプットはもちろん変わってくる。しかし、「大小や有名無名に関わらず、世の中から見ればすべてそれぞれ1つのブランド」だ。だから、相手が著名企業であろうと、地方の地場産業の組合であろうと同じ視点の高さで取り組み、同じ情熱を注ぐ。それが佐藤の基本的なスタンスだ。 関係者が客観視するのは難しい いずれのプロジェクトもまず対象を広い視野から客観的に見直し、関係者と議
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