任天堂の「Wii」用3Dアクションゲーム「スーパーマリオギャラクシー」ほど、スケールの大きなゲームはない。マリオのゲームとしては初のWii対応であるだけではなく、勇気ある小さな配管工マリオが 宇宙のいたるところへ飛び出して行くのだ。リリースからほぼ1カ月後、われわれは「スーパーマリオギャラクシー」のゲームディレクターである小泉歓晃氏にインタビューし、この傑作を作るにあたって考えたこと、マリオをWiiに導入する際の課題、マリオがゲームの世界で繰り広げる終りのない冒険の旅の今後について聞いた。 GameSpot(以下、GS):開発中に、このゲームの評判について何か期待するところはありましたか?それとも、きちんとしたものに作り上げることだけに集中して、ユーザーの反応を予測する時間がなかったのでしょうか? 小泉歓晃氏(以下、小泉氏):そうですね、もちろん、みなさんに気に入ってもらえるものを作り