外務省の働き方改革に取り組んでいる河野太郎外務大臣は、自民党や政府で行政改革に取り組んできた実績を持つ。外務省および霞が関の働き方改革はどう取り組むべきなのか、河野大臣に聞いた。 白河桃子さん(以下敬称略) 河野大臣は、現職に就かれる前、2015年に就任された行政改革・国家公務員制度担当大臣時代から霞が関の働き方改革に熱心に取り組まれてきた印象で、当時は私も「霞が関の働き方改革を加速するための懇談会」などでご一緒させていただきました。外務大臣になられてからも、外務省内の働き方改革に積極的に着手されているのでぜひお話をうかがいたいです。 河野太郎外務大臣(以下敬称略) まず、「今やらなきゃ将来的に外務省の機能が維持できない」という危機感がありますよね。特に外務省は女性の比率がとても高いんです。19年度に入ってくる職員の半数は女性ですし、総合職でも4割は女性。 白河 たしかに、語学力を生かして