クァルコム、一体型VRヘッドセットをさらに性能向上 解像度は4Kへ スマートフォン向けのチップセットを開発するクァルコム社は新しいスタンドアロン型VRヘッドセットのリファレンスモデルを発表しました。前作と比べ省電力性や処理速度などが増しており、さらに片目2000×2000ピクセルの超高解像度を実装できる可能性もあるとのことです。 VR実装モデルの開発企業 クァルコムはカリフォルニア州に本社を置く、スマートフォン向けのチップメーカーです。近年はVRにも力を入れて取り組んでおり、VRヘッドセットの「リファレンスモデル」を発表しています。リファレンスモデルとは、メーカー向けに出される開発モデルのことで、各メーカーはこれを元に製品を開発します。2016年に公開されたリファレンスモデル『835 VDRK』は一体型で、且つ視線追従機能や位置トラッキング機能などを搭載しており、これを元に『Vive Fo
進化するVR 外部センサーなしでVive並の高精度なVRが実現か VRやARにおいて「位置トラッキング」は、仮想空間での移動や現実との違和感のない合成を行うため非常に重要です。3Dセンサー及び3Dスキャンソフトウェアを開発・販売しているOccipital社は、1月に行われたCES2018において、VRの位置トラッキングデモを展示していました。今回UploadVRの記者が体験したレポートと合わせて紹介します。 Occipital社の持つ三次元再構成技術を用いた位置トラッキングデモ Occipital社はiPadに取り付けるタイプの3Dセンサー「STRUCTURE SENSOR」、iPhoneに取り付けてMRヘッドセットにできる「BRIDGE」、それらのセンサーを使うためのSDK「BRIDGE ENGINE」といった製品を開発しています。1月に行われたCES2018において、同社はHTC Vi
新たに判明 アップルの特許はVRヘッドセットをコンパクトに 2月8日付けで米国特許商標庁から公開されたアップル社の特許はヘッドマウントディスプレイの光学系に関わるものです。特許によると、現在のVRヘッドセットの抱える大きさや重さを改善するための手法が提示されています。 現在のVRヘッドセットの光学系は重く、かさばってしまう問題 2017年に執筆され、2月8日付けで米国特許商標庁から発行された特許によると、アップル社はVR ヘッドセットを小型化する方法について提示されています。「Optical System for Head-Mounted Display」と名付けられた特許は、VRヘッドセットの光学設計を改善する手法です。現在のVRヘッドセットに使われているフレネルレンズを用いた光学系は、レンズ自体が厚くかさばる、重いといった問題があります。その結果、ヘッドセット自体が重くなり、体験者が不
【体験レポあり】HTC、VRヘッドセット上位機種「Vive Pro」と無線アダプターを発表 HTCはラスベガスで開催中のCES2018にて、PC向けVRヘッドセットHTC Viveの上位機種「Vive Pro」を発表しました。2880×1600のOLED(有機EL)パネルを搭載し、オーディオや装着感も向上。没入感を一層深めるとしています。VR体験の質をさらに追い求めるコンシューマーとエンタープライズ向けに発売。発売時期や価格については追っての発表となります。 解像度が約3Kに向上 Vive Proの解像度は両眼合わせて2880×1600と現行モデルの2160×1200を78%上回る画質の改善となります。パネルのサイズは大きな変更はないためピクセル密度が615ppiに向上しています。その結果、VR内の文字がよりくっきりと表示されることで読めるようになり、没入感全体が向上しているとのこと。HT
スマホのカメラで深度情報を取得 指の認識や生体認証が可能に 半導体メーカーのクアルコムは、同社が開発する画像処理用プロセッサIP『Spectra』を新型カメラモジュールよって拡張し、これによって画像認識能力や生体認証機能が向上しました。このモジュールは深度センサーによってトラッキング能力を向上させるもので、身体の動きを正確に認識できます。また生体情報の認証機能も向上し、眼球の虹彩を利用したデバイスのアンロックなどに使用できます。この技術は今後、最新型Android端末に搭載される予定です。この新型モジュールにより、スマートフォンの機能がさらに進化するほか、VR/ARへの応用も見込まれます。 画像認識能力が向上、正確なトラッキングも この新型モジュールは虹彩認証モジュール、パッシブ深度センサーモジュール、アクティブ深度センサーモジュールの3つで構成され、生体情報の認証のほかにも高度な画像認識
編集部注:寄稿してくれたMatt McIlwain氏はMadrona Venture Groupのマネジングディレクター。Daniel Li氏は同社のシニアアソシエイトである。 私たちは約1年前、Madronaのオフィスで初めて市販用のVRヘッドセットを受け取った。それ以来、次世代の大きなコンピューティングプラットフォームをチェックしようと私たちのオフィスに立ち寄った100人以上の人々に、VR(ViveとRift)とAR(HoloLens)のデモを提供してきた。 子供、両親、祖父母、プロサッカー選手、選出議員、会社役員、ゲーム愛好家、決してゲームをしない人々、そしてVRに対して懐疑的な人から非常に興奮している人まで、様々な人を対象にデモをした。そしてMadronaを売り込んでいる先の50以上の企業に対してもユニークなVR/ARデモをやってきた。 開封の儀/Image Credit: Mad
NVIDIA研究者など、解像度を維持したままARヘッドセットの視野を100°にする技術「ダイナミックフォーカスAR」を論文で発表。焦点距離を変えることが可能な「メンブレンミラー」を使用 2017-01-28 UNC、MPI Informatik、NVIDIA、MMCIの研究者らは、焦点距離を変えることが可能(バリフォーカル)な「メンブレンミラー」を使用してARヘッドセットにおいて解像度を維持したまま視野を100°まで広角にできる新ディスプレイ技術「Dynamic Focus AR(ダイナミックフォーカスAR)」を論文にて公開しました。 論文:Wide Field Of View Varifocal Near-Eye Display Using See-Through Deformable Membrane Mirrors(PDF) 理解するために 構造を理解するにあたって人間の眼がどのよう
速報:AMDとSulon Technologies、リアルタイムの空間マッピングとVRとAR機能を組み合わせたHMD型ワイヤレスコンピューティング「Sulon Q」を発表。2016年春リリース予定 2016-03-15 GPUメーカーAMDとSulon Technologiesは、リアルタイムの空間マッピングとVRとARを複合したスタンドアロンヘッドセット「Sulon Q」を発表しました。リリースは2016年春を予定しています。Sulon Qは、Microsoft:HoloLensのようにWindows 10を実行するHMD型ワイヤレスコンピューティングで、現実世界とCGを融合させた映像を表示させるほか、リアルタイムの空間認識も可能とします。 AMDの最近発売されたAMD FX-8800P(CPU4コア、GPU8コア)のプロセッサを搭載(Radeon R7 Graphics)、2560×1
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