文部科学省は5日、先月28日に福島県飯舘村内の40カ所で採取した土や草から1キログラム当たりで、放射性ヨウ素131が1万3200〜15万8000ベクレル、放射性セシウム134は3670〜5万4700ベクレル、放射性セシウム137は3800〜5万8500ベクレル検出されたと発表した。小中高校の砂などからも放射性物質が検出された。文科省は「ただちに健康に影響を与える数値ではないが、舞い上がった砂などが口に入らないように注意したほうがいい」と説明した。 福島第1原発の爆発事故以来、高い放射性物質が検出されている飯舘村について調査が必要と判断した福島県が土、砂、草を分析し、文科省にデータを提出した。 学校施設では、深谷地区の高校の土(ヨウ素131が8万2800、セシウム134が3万3500、セシウム137が3万6300)▽草野地区の小学校の砂(同3万5500、同2万8900、同3万2500)▽
文部科学省の鈴木寛副大臣は31日の定例記者会見で、東日本大震災で親を失うなどして身寄りがなくなった子供を受け入れる全寮制の小中一貫校を岩手県に建設する構想を明らかにした。被害が大きかった同県沿岸部に2、3校の建設を想定しており、宮城県や福島県でも検討する。岩手県側の要望を受けた構想で、まず震災孤児の人数など実態を把握。同省が岩手県や市町村などと協
「パパにぶたれたけど、ママは見ても何も言わない…」。虐待のサインは“無視”された。東京都江戸川区の男児はわずか7年で生涯を閉じた。正座をさせられた状態で継父と実母に顔を繰り返し殴られた男児。学校や区も暴行の事実を確認しながらも、両親の「しつけ」という言葉に押し切られた。男児の悲痛な声はどこにも届かなかった。悲しすぎる。「食べるの遅い」 正座させて顔を平手打ち トタンのようなグレーの外壁に、茶色っぽい屋根。見るからに老朽化が進んだアパートは、風が吹くとカタカタと音を鳴らす。 1月23日午後8時ごろ、このアパートの2階で区立松本小学校1年、岡本海渡(かいと)君(7)は正座させられていた。その小さな体を、電気工の継父、健二容疑者(31)と、実母の千草容疑者(22)が見下ろしていた。 「ごはんを食べるのが遅い!」 捜査関係者によると、2人はそんな些細(ささい)な理由から海渡君に約1時間にわたり暴行
商機は「弥彦の丘サテライトオフィス」にあり!新潟県弥彦村が総合文化会館の一角を改修 県内外の14社入居、コワーキングスペースも
「着実に落後する」=事業仕分けに共同声明−12大学学長ら 「着実に落後する」=事業仕分けに共同声明−12大学学長ら 政府の行政刷新会議の事業仕分けで、科学技術・学術予算も削減が求められたのを受け、金沢大、名古屋大、浜松医科大など東海、北陸の12の国立大学法人の学長らは27日、名古屋市で記者会見し「高等教育機関への投資を日本のみが減らし続ければ、世界の中で着実に落後する」などとする共同声明を発表した。 名古屋大の浜口道成学長は、経済協力開発機構(OECD)諸国の中で日本だけが高等教育費伸び率がマイナスというデータを提示。「唯一の資源である若い世代への投資が日本の発展に重要だ」と指摘した。北陸先端科学技術大学院大の片山卓也学長は「新内閣は科学技術に理解があると思ったががっかりした」とし、浜松医科大の寺尾俊彦学長も「研究費削減は長い目で見ないといけない教育に大きな影響を与える」と訴えた。(20
親の所得格差が子どもの教育格差につながっている現状を踏まえ、文部科学省は、返済義務がない奨学金や学用品費の支援制度、幼稚園、保育園の無料化などを議論することを決めた。有識者による懇談会を25日に始め、7月までに提言をまとめる考えだ。 文科省は、経済的に苦しくても向学心があれば勉強を続けられる環境をつくりたいという。ただし、財源をどう確保するかの問題があり、実現までには曲折もありそうだ。 通信制を含む高校進学率は97.8%(08年度)とほぼすべての中学生が高校に入学している。しかし、経済格差に金融危機が追い打ちをかけ、授業料を滞納して中退に至る例が多く報告されている。 現行の高校の奨学金や授業料減免は、対象者の世帯収入がかなり低く設定されていたり、保証人が必要だったりして、困っている生徒の需要に応えていないという指摘がある。困窮の中で返済の重さを考え、申請をためらう家庭も多い。このため
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