東京・江戸川区の工房で、江戸から明治時代に使われていた繊細な模様を再現した「江戸ゆかた」の生産が、夏を前にピークを迎えています。 「江戸ゆかた」は、江戸時代から明治時代に使われていた絵柄の型紙を復刻して、繊細な模様を再現しているのが特徴です。 「江戸ゆかた」を生産している江戸川区の工房では、納期が3週間ほどかかるため、夏を前にしたこの時期に生産がピークを迎えています。 工房の職人たちは、生地の上に型紙を置き、藍色ののりを塗ったあと、のりがない部分に藍色などの染料で染める作業を行っていました。 ここ数年は、女性向けに加えて、こいや竜など男性向けの浴衣の注文も増えているということで、来月いっぱい忙しい時期が続くということです。 「江戸ゆかた」の工房の職人、高橋榮一さんは、「縁日や花火大会でこの浴衣を着てもらい、さらにその浴衣姿を見た人にもきれいだなと思ってもらえるよう、作っています」と話してい