スパイ映画の主人公といえばド級のハンサムかセクシーダイナマイツと相場が決まっているのですが、2015年公開の「SPY」ではごくごく普通の何の取り柄もない「おばちゃん」が世界を救います。 核弾頭のありかを唯一知る男を実に残念な事故で射殺してしまったCIA。執拗な調査でとある武器商人が核弾頭の行方を知っていることが判明するも、CIAのスパイは全て存在を知られてしまっていて手が出ない……そこで立ち上がったのが私生活では普通の目立たないおばちゃん、兼数々の作戦を成功に導いてきたスゴ腕アナリストのスーザン(メリッサ・マッカーシー)だった……というなかなかツイストの効いた筋書き。ジュード・ロウ演じる優男のCIAとジェイソン・ステイサム演じるコワモテ英国スパイを向こうに回し、おばちゃんが活躍するという絵柄はなかなか斬新です。 「あたしがあんたの悪夢になってやるわ!邪魔するならあんたのアレを切り落としたあ