今、持続化給付金を不正に受給した人たちの逮捕が続いています。 その多くは20代前後の学生や給与所得者たちです。しかしこの詐欺は、甘い言葉にそそのかされた若者たちが国からの給付金を騙し取ったという単純なものではありません。ここには、二重の罠が仕掛けられており、背後でうごめく組織的な詐欺の巧妙さにうならざるをえません。 若者たちがこの詐欺に関与した背景には、SNSの存在が大きくかかわっています。 友人から「代行業者に依頼して、ネットから申請をすれば、持続化給付金を受け取れる」といったメッセージが送られてきて、多くの人たちがお金を受け取れるという気軽な感覚で参加しています。そして代行業者の指示のもと、前年度に事業収入があったように、税務署へ虚偽の確定申告をした後に、持続化給付金の申請をして100万円を手に入れます。その3割~8割を代行業者に払い、残りの金額を自分たちの懐に入れるというわけです。
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