2021年4月に、空飛ぶクルマ(電動航空機)用モーターを開発する拠点が秋田県で誕生する。旗振り役は、ハイブリッド車「プリウス」のモーターを開発し、“自動車電動化の父”とも呼ばれる元トヨタ自動車の技術者である嵯峨宏英氏(GGプロジェクトサポート代表取締役社長)だ。世界有数のコイル開発技術を持つ自動車部品メーカーのアスター(秋田県横手市)や、IHIの航空技術者らも参加する。「世界の競合企業と戦えるモーターを生み出したい」(IHI航空・宇宙・防衛事業領域 技術開発センターエンジン技術部将来技術プロジェクトグループ担当部長の大依仁氏)。 GGプロジェクトサポート代表取締役社長の嵯峨宏英氏(写真左)と、IHI航空・宇宙・防衛事業領域技術開発センターエンジン技術部将来技術プロジェクトグループ担当部長の大依仁氏(写真右) 設立されるのは、秋田大学と秋田県立大学が共同で運営する「電動化システム共同研究セン