通常国会が開会した24日の夕方、その男の姿は東京地裁の第712号法廷にあった。 仙谷由人政調会長代理は昨年、週刊文春と週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして、それぞれ1000万円の損害賠償や謝罪広告の掲載などを求めて提訴。24日に開かれた裁判に原告として出廷したのだ。 問題になったのは、文春が「仙谷官房長官 篠原涼子似日経記者にセクハラ暴言!」、新潮は「『赤い官房長官』の正気と品性が疑われる桃色言行録」(ともに11年1月13日号)という見出しの記事だ。10年末に官邸内で開かれた内閣記者会との懇談会で、当時は官房長官だった仙谷が、お気に入りの女性記者の体を触り、「(アソコが)立つ」「立たない」と下ネタを口にするセクハラをはたらいたという内容である。 仙谷側は「事実無根であり、読者に対して誤った認識を抱かせた」として告訴。「これはジャーナリズムの危機」とまで断じていた。さすがは弁護士出
藤村修官房長官(61)の「秘書給与詐欺疑惑」が深刻だ。看護師の妻をかつて「政策秘書」として雇っていた問題が再燃していることを日刊ゲンダイ本紙が報じたばかりだが、“疑惑”は第2弾もあった。妻の後に雇った政策秘書も「名義貸し」だった疑いが出てきたのだ。 1994年から97年にかけ、藤村長官の妻が重労働の大病院看護師にもかかわらず、公費で給料が支払われる政策秘書に就いていた問題。当時、永田町でも「本当に勤務実態はあるのか」といぶかしがられ、怪文書までまかれた。そこで妻が辞めた後、藤村事務所が政策秘書として雇っていたのが、当時30代後半だったN氏である。 N氏は藤村の下で1年3カ月ほど勤務した後、小池百合子事務所に移った。藤村議員も小池議員も日本新党出身同士の縁だ。が、この時、「N氏の本業は健康食品会社の役員で政策秘書は“名義貸し”ではないか」という疑惑が浮上、週刊誌沙汰になり、小池が釈明会見
GW中、もっとも多くの人が見た番組が4月30日の「世界フィギュアスケート2011女子フリー」だ。ビデオリサーチの調べによれば、関東地区の平均視聴率は29.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、次いで「女子SP」が27.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、放送したフジテレビは視聴率で他局に大きく水をあけた。 そのフジテレビの放送姿勢に多くの批判が寄せられている。もともと今回のフィギュアスケート世界選手権は、3月下旬に東京で開催される予定だった。代替開催のロシアは震災の日本に配慮。日本のゴールデンタイムに合わせたプログラムを組み、開会式やフィナーレでは氷上に日の丸を映し、ロシアからのメッセージ「日本にささげる詩」も披露された。だが、独占中継していたフジテレビの地上波は、こうした演出をまったく紹介しなかった。 「ロシアが日本のために演出を考えていたことをフジテレビが知っていたとすれば、リ
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