藤村修官房長官(61)の「秘書給与詐欺疑惑」が深刻だ。看護師の妻をかつて「政策秘書」として雇っていた問題が再燃していることを日刊ゲンダイ本紙が報じたばかりだが、“疑惑”は第2弾もあった。妻の後に雇った政策秘書も「名義貸し」だった疑いが出てきたのだ。 1994年から97年にかけ、藤村長官の妻が重労働の大病院看護師にもかかわらず、公費で給料が支払われる政策秘書に就いていた問題。当時、永田町でも「本当に勤務実態はあるのか」といぶかしがられ、怪文書までまかれた。そこで妻が辞めた後、藤村事務所が政策秘書として雇っていたのが、当時30代後半だったN氏である。 N氏は藤村の下で1年3カ月ほど勤務した後、小池百合子事務所に移った。藤村議員も小池議員も日本新党出身同士の縁だ。が、この時、「N氏の本業は健康食品会社の役員で政策秘書は“名義貸し”ではないか」という疑惑が浮上、週刊誌沙汰になり、小池が釈明会見