eeyannkaのブックマーク (575)

  • 新豆腐 - eeyannkaの日記

    〇雲水の白い襷や新豆腐 (うんすいのしろいたすきやしんとうふ) 〇山水の桶に浮きたる新豆腐    河童三子 〇新豆腐宿坊に朝の鐘撞く     々 〇木の匙におぼろを掬う新豆腐   々 私の棚 文 谷村まち子   絵 菊池貞雄 浦田又治 「ちびくろ・さんぼ」は、1860年代イギリスに生まれたヘレン・パンナーマンの作品です。 軍医である夫と長い間インドで暮らしていたヘレンは、1896年、ふたりの小さな娘を国で 教育させるために船で送って行きました。 その帰り道、別れてきたこどもたちを思いだしながら書いた絵入りの手紙が、 この「ちびくろ・さんぼ」になったのだそうです。 谷村まち子 女の子はこの絵も好んで何度も読んでいた 特に4匹のトラがあらそってヤシの木の回りをグルグル、グルグル、グルグルと 回り出すところは何度もグルグルグルグルと、笑いながら読んでいた。 母さんは何がそんんなに面白いのか

    新豆腐 - eeyannkaの日記
    eeyannka
    eeyannka 2024/08/21
     新豆腐の季節ということだ。然し大豆はまだ畑で枝豆の状態である。俳句を作るにあたってこのジレンマに悩まされることはしばしば。陰暦と陽暦の差がどうにも噛み合わないのだ。或る意味形式的な虚構の世界である。
  • 黄色の真桑瓜(マクワウリ) - ururundoの雑記帳

    真桑瓜(マクワウリ) 甘い果物に慣れた舌には 頼りないかもしれない淡い味。 子供の頃を思い出す 懐かしい夏の果物 真桑瓜。 楕円形の明るい黄色で 皮を剥き縦に切ると その果肉はアイボリー色。 真ん中には 沢山の種が 蜂蜜色の果汁に浸っている。 冷蔵庫で冷やし 切ったのをガラスの器に入れる。 銀色のフォークで刺して口に運び べる。 飾り気のない 素直な甘さと感。 10年ほど前にソウルに行った。 町の角 市場の近くで 1トントラックの荷台いっぱいに積まれた 黄色の真桑瓜を見た。 ポツリポツリと人が来て いくつも買って行く。 羨ましい光景だった。 原っぱに群生しているボロギクの 白い綿毛が飛び始めた。 風に吹かれて 雪のように飛んでいく。 その様子に心が躍る。 胴体がまだ赤くない アキアカネも群れて飛んでいる。 季節を忘れない生物達。

    黄色の真桑瓜(マクワウリ) - ururundoの雑記帳
    eeyannka
    eeyannka 2024/08/20
    そう言えばわが田舎でも黄色いまくわ瓜、去年も今年も口にしていません。今年に至っては畑に転がっている物すら見ていません。昔祖母の家の井戸端にあった桶には冷たい水の中にぷかぷか浮いていたのを思い出します。
  • 天高し - eeyannkaの日記

    〇天高し地の底歩むだんごむし (てんたかしちのそこあゆむだんごむし) 〇山頂に雨のち晴れて天高し    河童三子 〇紐を締め直しをり天高し    々 〇天高し傘寿のを履き替へて   々 私の棚 松村達英 ぼく だんごむし すご~く こわがりなので びっくりすると すぐ まんまるに なってしまいます。 おだんごみたいだから ダンゴムシっていうのです でもね ぼくにも でっかいゆめが あるんだぞ。 (まえがき) 母さんはこんな絵を描いてみたいなあ~と思っていた ふだんから ダンゴムシは怖いと思わなかったから 掌に載せて転がしたりしていた すぐ まあるくなるのが 可愛いと思った 部屋の中まで どんどん入って来るのは ちょっとだったけど。

    天高し - eeyannkaの日記
    eeyannka
    eeyannka 2024/08/20
     絵本は子どものためだけの物じゃないと三度目に思った。今毎日うきうきする気持ちを抑えることができないでいる。どんどん年齢が下がっていく感覚である。「ふしぎの国のアリス」のように穴っぽへ落ち込んだかな。
  • 弁慶草 - eeyannkaの日記

    〇弁慶の槍百や弁慶草 (べんけいのやりひゃっぽんやべんけいそう) 〇弁慶草あるだけの装身具だす    河童三子 〇弁慶草駅中ピアノ聴いてゐる    々 〇棟梁の尖る道具や弁慶草      々 私の棚 作 藤原一枝  絵 はたこうしろう 夏休み━ おとうとと二人で お母さんのいなかへ行った。 海べの町だけど、 森もあった。 川もあった。 友だちもできたよ。 ぼくたちをまっ黒にした ━まほうの夏だった。 (まえがき) このは完全に母さんの趣味だった 作者の藤原さんは愛媛県の人だったし 物語に出てくる実家が散髪屋さんってことも 母さんの心を惹きつけたのにちがいない。

    弁慶草 - eeyannkaの日記
    eeyannka
    eeyannka 2024/08/19
     雨だ~、俄雨ではない、しとしとともう2時間以上は降り続いている。何日ぶりの雨だろう。草花は毎日撒き水をもらっていても痛々しい姿を晒していた。葉物はほとんど回復不能に見えたけれど、どこまで持ち直すか。
  • 流星 - eeyannkaの日記

    〇流星に眺めむ神の戦かな (りゅうせいにながめんかみのいくさかな) 〇パソコンの手を休め待つ流星群   河童三子 〇天上に戦始まる流星の矢      々 〇ペルセウス流星群に願ごと     々 私の棚 「ぐりとぐら」 なかがわえりこ と おおむらゆりこ 大きなホットケーキをみんなでべるところまできて 女の子は なまつばをのみこみました ああ ホットケーキべたいな。 かあさんに言うと ハイハイと ふたつ返事で作ってくれました お皿の上にのせられたやや黄色いもの。 ふっくらなんかふくらんでなくて ぺったんこ いつものお皿にのっかていた それにみんながべてもべきれないほど大きくはない 女の子はちょっとがっかりだった。 これはね 「ハチの巣」やき と母さん 母さんの子どもの頃は りっぱな ホットケーキだったんだって。

    流星 - eeyannkaの日記
    eeyannka
    eeyannka 2024/08/19
     ペルセウス流星群がみられるということだ。明け方の3時くらいをピークに流れるらしい。私自身の根本のところでは神さま仏さまに委ねているので本当はもう願い事など無いはずなのだけれども見上げて祈ってしまう。
  • 赤まんま - eeyannkaの日記

    〇赤まんま綻ぶ茣蓙に二人かな (あかまんまほころぶござにふたりかな) 〇赤のままままごとの儘共白髪      河童三子 〇信楽の徳利に挿すや赤まんま           々 〇赤まんま犬が屎尿(いばり)をかけて行く   々 私の棚 マルチーヌ=ブラウン作・絵     やがわ すみこ・訳 女の子(今はおばさん)はねずみのティモシーが好きでした 自分もねずみ年生まれだからティモシーと一緒と思ったのかな ティモシーは一生懸命勉強して発明家になりました 生活に便利な物を次々発明したのです 発明の業績で立派な賞ももらいました。 ティモシーの毎日はますます忙しくなりました 奥さんや子どもたちともなかなか会えません 家族はみんな寂しそう ティモシー、ピンチだよ。

    赤まんま - eeyannkaの日記
    eeyannka
    eeyannka 2024/08/19
    「赤まんま」は犬タデのことで、蓼(たで)の花とよばれているのは別にあるそうだ。昔はそれからお酢を採ったり、食用にもなっていたのである。イヌタデの方は蓼に似ているが食べられないそうだ。赤飯のようだから。
  • 白桃 - eeyannkaの日記

    〇七賢を置いてもみたき桃の里 (しちけんをおいてもみたきもものさと) 〇水蜜桃指先だけで剥きにけり     河童三子 〇白桃のいがいに強(こわ)い産毛かな     々 〇白桃やまだ見ぬものに桃源郷      々 私の棚 瀬川康男(絵)   松谷みよこ(文) 女の子は「やまんばのにしき」が好きだった 保育園でも他の園児たちの人気があったのか いつも借り出されていたらしい けれどもみつけたときは借りて来た「やまんばのにしき」。 あるとき 屋さんで「たべられたやまんば」をみつけた母さんは おお、やまんばあるじゃないか いそいそ買って帰ったけれど。 絵も文も同じ人のものだったのに 女の子はあまり読まなかった 「やまんば」が好きなのにべられてしまっちゃだめ かあさんは何にもわかっていなかった。

    白桃 - eeyannkaの日記
    eeyannka
    eeyannka 2024/08/19
     「竹林の七賢図」というのがあって、涼しそうな竹の林の中で七人の賢者が囲碁を打ったり、思索をしたり、其々くつろいでる所の絵である。その七賢を桃の里に置いて見たらどうかなと、思った。「桃里の七賢人図」。
  • 16日の事 - ururundoの雑記帳

    16日 買い物の帰り道 買い物の行き帰りに見る 稲の成長に驚く。 一週間前には 草原みたいに見えた田んぼの稲は 今や 米粒を沢山つけて豊かに下を向いている。 耕作放棄地の 芒で埋められた田んぼに比べ 「役立っているんだ」という気概を感じる美しさだ。 16日は大文字の送り火の日。 何十年も前に 北大路橋だったか 御薗橋辺りだったか 人混みに揉まれながら見た事がある。 燃える時の煙までが見え 映像とは違う ダイナミックな様子に感動したものだ。 今年の送り火は KBS京都のライブ放送で見た。 私は特に「妙法」が好きだ。 久しぶりの雨。 それもしとしと降る 優しい雨で 木々も草も生き返り 大喜びだ。 しばらく この雨は続くとニュースで言う。 野の百合達の 沢山の蕾も葉っぱにも 沢山の雨粒が並んでいる。 ゴクゴクと 美味しそうに水を飲んでいる そんな音が聞こえそうな様だ。

    16日の事 - ururundoの雑記帳
    eeyannka
    eeyannka 2024/08/18
     こちら四国ではもう稲刈りの済んだ田圃があります。ついこの間稲の花を見つけて得意になっていたのに。成長のリズムはその時期時期によって速度が変わるのですね。まだまだ昼間は殺人的な暑さに包まれています。
  • 送り火 - eeyannkaの日記

    〇持て成しもせず送り火に送り出す (もてなしもせずおくりびにおくりだす) 〇妙と法其々の火に送るかな    河童三子 〇迎火も送り火もなく迷へるや   々 〇送り火の西の二山は見ざる儘   々 私の棚 レオ=レオニ 訳  谷川俊太郎 レオニのちいさな主人公たちの前には、いつも広大で多彩なこの地球上の 世界がひらけています。そういう現実への信頼感が、レオニのイマジネーション を豊にしている。そこに単なるおとぎばなしでない、彼の作品がおとなにも 楽しめる理由があると思います。 翻訳にあたっては、原のもつ視覚的な美しさを損なわぬことを、まず第一に 心がけました。文章のレイアウトを、できるだけ原どおりにするために、 その内容の一部を省略せざるを得ない場合もありましたが、これは俳句的な 凝縮された表現を好む日人には、かえってふさわしいと考えています。 谷川俊太郎 絵の中には黒い小さな魚が

    送り火 - eeyannkaの日記
    eeyannka
    eeyannka 2024/08/17
     今さらであるのだが、京都の五山の送り火について調べてみた。右大文字(如意岳)、法(松ヶ崎東山)、妙(松ヶ崎西山)、舟形万灯籠(西加茂船山)、左大文字(大北山)、鳥居形松明(曼荼羅山)。お天気も良好。
  • 山帰来の葉 - ururundoの雑記帳

    山帰来(サンキライ) 雨のない暑い日が続いている。 毎日 朝夕 カラカラの土に根付いた花に ジョーロでたっぷりと水をやる。 夜露だけではとても足りない。 今年は あちこちに山帰来が顔を出し 「小屋」の向かいの山際にも 艶々とした葉が群れている。 白の器にたっぷりの水を張った。 棘のある山帰来の蔓を切り 器に野菜でも入れるように挿した。 日照り続きの 傷ついた葉っぱだが たっぷりと。 涼やかで気持ちのいい緑だ。 暑い1日だったが 夕べの空の美しさ 空気の涼やかさは 当に嬉しい事だ。

    山帰来の葉 - ururundoの雑記帳
    eeyannka
    eeyannka 2024/08/15
     ああほんまに毎日この暑いこと。ついイライラして言葉にも角が立ってしまいがちです。ものを言わない生きものや植物には我々の比ではないでしょうね。黙って自ら疵ついていく。胸が痛みますが、乗り切りましょう。
  • 夾竹桃 - eeyannkaの日記

    〇工場のラジオ体操夾竹桃 (こうじょうのラジオたいそうきょうちくとう) 〇夾竹桃空を燃やして昼休み    河童三子 〇町工場夾竹桃に昭和の空     々 〇夾竹桃工場群を仕切るかな    々 私の棚 モーリス・センダックさく   神宮輝夫訳 子そだての期間はあっと言う間に終わってしまった けれども母さんはせっせと絵を買いつづけたよ 絵をよむ楽しさに初めて目覚めたように じっさい母さんの子どもの頃の回りには えほんの「え」の字も存在しなかった カルチャーショックだったのかもね。

    夾竹桃 - eeyannkaの日記
    eeyannka
    eeyannka 2024/08/15
    この夾竹桃の花を見ると、なぜか昭和の町工場を思い出す。敷地を区分するように植えられて、焼けつくような真夏の空の下に真っ赤な花が咲いていた。昼休みや退社時刻にはサイレンが鳴り響いたものだ。花と共にレトロ
  • 酔芙蓉 - eeyannkaの日記

    〇老いの日の一日短き酔芙蓉 (おいのひのひとひみじかきすいふよう) 〇酔芙蓉あさの白飯炊きあがる    河童三子 〇ほんのりと昨日の酔いを酔芙蓉   々 〇酔芙蓉ゆらゆら揺れるこの世かな  々 私の棚 ジーン・ジオンぶん  マーガレット・ブロイ・グレアムえ   わたなべ しげお やく とにかくハリーは汚れることに喜びを感じるように、よくよごれて帰った 黒いぶちの白い犬が、反対の黒い色に白いぶちの犬になった わが家の女の子もハリーとかわらないほどだった かあさんは笑いながら、毎日洗濯におおわらわ。

    酔芙蓉 - eeyannkaの日記
    eeyannka
    eeyannka 2024/08/15
     木にある姿はまるで別物だが、タチアオイと酔芙蓉と槿(むくげ)の花はよく似ているような気がする。そういえば少しづつ咲く旬がずれていたかな。我が家の庭にあった槿の木は数年前の台風に倒れて伐ってしまった。
  • 盆の月 - eeyannkaの日記

    〇夫よりも永き在所や盆の月 (つまよりもながきざいしょやぼんのつき) 〇夫の埃被りし盆の月         河童三子 〇盆の月爛(ただ)れたやうに赤きかな   々 〇群雲が邪魔をしに来る盆の月       々 私の棚 田島征彦絵 桂米朝・上方落語・地獄八景より (じごくのそうべえ) 上方落語〈地獄八景亡者の戯〉━古来、東西で千に近い落語がありますが、これは そのスケールの大きさといい、奇想天外な発想といい、まず例のない大型落語です。 これを絵に.....という企画を聞いた時、これは楽しいものになると思いました。 むかしは、地獄極楽のおはなしは老人が孫に説いてきかせたものでしたが、今日では、 もはや断絶.....という状態ですね。 えんまが舌をぬいたり、三途の川や針の山の智識が消滅してしまったら、落語もやりにくくなります。 この絵がその穴埋めをしてくれたら.....と念願している次第

    盆の月 - eeyannkaの日記
    eeyannka
    eeyannka 2024/08/13
     台風5号は東北を横断して温帯低気圧に変化したらしいが、又新たに7号が南方に発生しているとか。やはり東へ向かって上がっている。5号では線状降水帯の雨が降って被害が出た後なのに気の休まらないことだろう。
  • 落ちてきた 毬栗(イガグリ) - ururundoの雑記帳

    コロンと落ちてきたのか? 淡い緑の毬栗。 自然の造形の不思議さ 面白さを感じる。 山沿いのアスファルトの生活道路の一道の上。 見つけた毬栗を摘み 手のひらに載せ 目の高さに上げ 観察するわけでもなく しばらくの間 見つめる。 見上げれば 栗の木が山ぎわの高みで 大きな枝を広げている。 葉はまだ濃い緑で 今日の柔らかい北風で揺れ 秋を呼んでいる様に感じるのは 感傷的過ぎる。 13日。 普段は静かな田舎の集落も 町に住む子供達の家族が 車で墓参りに帰ってくる。 いつもは閉まっている 雨戸を開け放ち にぎやかな事だろう。 村のどのキャンプ場も すでに満員で 夕方には ランプの灯りが気持ちを暖かくする。

    落ちてきた 毬栗(イガグリ) - ururundoの雑記帳
    eeyannka
    eeyannka 2024/08/13
     栗がもう毬栗を結びはじめたのですね。あの薄の穂のように長く垂れた花のどこからイガが生まれるのか本当に不思議です。山道を歩いている時、道に栗の実が弾けて落ちていたりするとラッキー。膝はすっかり大丈夫?
  • 夕涼み - eeyannkaの日記

    〇鴨川の川床ながむ夕涼み (かもがわのかわどこながむゆうすずみ) 〇夕涼み西鶴忌とて橋の上        河童三子 〇水撒いて縁に落ち着く夕涼み      々 〇明日のことは明日にまかせて夕涼み   々 私の棚 かばくん   岸田襟子作 中谷千代子え 「どうぶつえんに あさが きた いちばん  はやおきは だーれ いちばんねぼすけは   だーれ おきてくれ かばくん どうぶつえんは もう11じ ねむいなら ねむいと いってくれ つまらないから おきてくれ」 (文のまま) ええ、もう11時?   母さんはびっくりして 目を覚ましました 時計をみると8時でした 今日は日曜日 日曜日は父さんも  しごとはお休み 日曜日の朝は いつも遅いのです。 女の子はのばした膝の上に 絵をおいて読んでいたのです。

    夕涼み - eeyannkaの日記
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    eeyannka 2024/08/11
     西鶴忌は10日の昨日。西鶴33歳の頃、一昼夜でどれだけの俳句が作れるか「矢数俳諧」を開いて24時間に作った数を競った。奈良で1800、仙台で3000句という記録が出たため、西鶴は大阪「生国魂神社」で4000句を作った記録。
  • 朝食に 新鮮ブルーベリーの実 - ururundoの雑記帳

    朝夕 気持ちのいい日が続く。 窓やドアを開け放ち 網戸から入り込む 冷たい朝の空気と光。 こんな朝が いつまでも続くといいのに。 椀に山盛りほどの ブルーベリーを貰った。 いつもの冷凍ブルーベリーではない フレッシュな しっかりとした実の大きな粒。 私はそれを指で5、6粒つまみ カスピ海ヨーグルトに パラパラと載せた。 スプーンで掬い 口に運ぶ。 ヨーグルトと混ざった新鮮な実は プチリと割れる。 強い甘みも酸味もない 儚い味のブルーベリー。 今日からしばらくの間 この楽しみは続くのだ。 こんがりと焼けたパンに 染み込むバター ジャムと蜂蜜 クリームチーズ。 熱々のミルク紅茶。 毎日同じものを ずっと。 よく飽きないで続いているものだと思う。

    朝食に 新鮮ブルーベリーの実 - ururundoの雑記帳
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    eeyannka 2024/08/10
     今朝の吾家の食卓はトーストの上に納豆、カスピ海ヨーグルトには手製の金柑ジャム、茹で卵、アイス珈琲ってところです。リンパ浮腫のために左手に弾性フリーズをはめているので水仕事はなるべく省けるようにして。
  • 箱庭 - eeyannkaの日記

    〇箱庭に雲突くビルの未来都市 (はこにわにくもつくびるのみらいとし) 〇箱庭の山は変はらぬ常緑樹    河童三子 〇箱庭に柿の木置いて落柿舎や   々 〇箱庭に河鹿の声を聞く夜かな   々 私の棚 ぐるんぱのようちえん    絵 堀内誠一  文 西内みなみ 保育所までの道のりは長かった  いろんな畑をいくつも越して お隣の村を一つ越して  大きな橋が掛かっている川の手前 橋は渡ってはいけない。 丘の上の道は  上がったり下ったり 毎日歩かなければならなかった おおかた1㎞はあったかな。 ある日 下の畑の溝に落ちてしまった がんばれば上れる高さだったけど 上がらなかったら みんな先に行ってしまった。 父さんの単車の音が聞こえた  大声出して泣いた 父さんは引っ張り上げて  単車の後ろに乗っけてくれた ここを父さんの単車が来るのを  知っていたから。

    箱庭 - eeyannkaの日記
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    eeyannka 2024/08/10
    ドバイのブルジュ・ハリファは世界一高いビルディングで828mあるらしい。ドバイには他に海の上に建つブルジュ・アル・アラブ。これはアラブのダウ船の帆を模した。90度捻じれたカヤンタワーなど。100%人造もみごと。
  • 梶の葉 - eeyannkaの日記

    〇梶の葉に傘寿の筆の手習ひや (かじのはにさんじゅのふでのてならいや) 〇梶の葉や九州地図に似たるかな   河童三子 〇梶の葉の月光の影面白し      々 〇梶の葉や錠前の穴覗く者      々 私の棚 わかやま けん しろくまちゃんのほっとけーき 父さんが声出して読んで  あなたはおおごえでよんだ お母さんが声出して読んで あなたはおおごえでよんだ くんくん ああいいにおい ぷちぷち ぷくぷく できたかな はい できあがり もう百枚もホットケーキが焼けたかな まだ字は読めないけれど しろくまちゃんのはすらすら読めたから 赤組さんの先生もびっくりしてた。 二歳の子を寝かしつけるのに、音痴のかあさんは 自作自演の即興子守歌を毎日歌って聞かせた あんまり気の毒なので二歳の子は寝たふりを覚えた 母さんはやれやれ眠ってくれたよと 急いで仕事にでかけたが、、、。 ある日、母さん自分の音痴が情け

    梶の葉 - eeyannkaの日記
    eeyannka
    eeyannka 2024/08/09
     梶の葉は落ち葉になって路上にあるのをよく見かける。そう言えば大学のキャンパスでも見た。あの葉に文字を書いて手習いをしたり、俳句の季語にもなっているのは見過ごしていた。まじまじとみるとその造形に愕く。
  • 踊り - eeyannkaの日記

    〇下駄の歯は端から抜いて阿波踊り (げたのはははなからぬいてあわおどり) 〇一連の踊り過ぎゆく緩みかな    河童三子 〇翻(ひるがえ)る男踊りの奴凧    々 〇見る阿呆に徹し踊りの後につく   々 私の棚 ディック・ブルーナ いしいももこ訳 (第一集) 1・ちいさなうさこちゃん 2・うさこちゃんとうみ 3・うさこちゃんとどうぶつえん 4・ゆきのひのうさこちゃん 二階の窓からは海もみえるね ときどき白いヨットも浮かんでいるよ あんまり暑いので「ゆきのひのうさこちゃん」を開いて見てみました ああ、ちょっと涼しくなった気がする。 中年のおばさんになってしまった うさこちゃんのかっての愛読者はこのを見ると心が落ち着いたんだって 何かイライラすることを抱えていた小っちゃな女の子だったのかな ふ~む とっても暑くなってきたけれど、今日も楽しく過ごせそう。  ありがとう

    踊り - eeyannkaの日記
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    eeyannka 2024/08/09
     16時43分、卓の上のスマフォが「地震です」と警戒音を発した。その儘動かないで様子を見ているとテレビの上に掛けてある色紙がゆっくり揺れていた。震源は日向灘で「南海トラフ巨大地震」と関連するらしい。愈々?
  • 蟻 - eeyannkaの日記

    〇女王より働く蟻に生きたしよ (じょおうよりはたくありにいきたしよ) 〇蟻地獄仲間に語る蟻の無く    河童三子 〇蟻の世も吾世も同じ敷地内     々 〇時々に山見上げてる蟻のをり    々 私の棚 ゆの せいいち おんどり一家は大空を自由に飛び回るすずめやはとがうらやましくてなりません、 飛びたいという願いがある日、とうとうかなえられ冒険に出発、、、。 (出版社の紹介) このについて50年前の愛読者にインタビューしてみました。 「絵の中の小屋の周りの風景が現実に自分の家の周りに存在していた。(田舎の景色) 冒険は一日限りの事でとても残念だったもっとつづいて欲しいと思っていた。 此のにだけある匂いが郷愁を誘う(他にない独特の匂いらしい、印刷の絵具の匂いかな)」 溽暑が続いています。 この暑さを乗り切るためにちょっと方向を変えてひと息入れようと思います。

    蟻 - eeyannkaの日記
    eeyannka
    eeyannka 2024/08/07
     テーブルに残滓など忘れていると、いつの間にか蟻が山のように群がっている。おもわずぎゅゆーと押して潰してしまうのが私の日常である。池田澄子は蟻をこんなふうに詠んでいる。━体調悪き蟻も居ろうに空の青━。