トヨタ自動車でスーパーカーやF1マシンの開発に関わり、ソフトバンクでPepperの開発リーダーを務めた後、ロボット・ベンチャー「GROOVE X」を立ち上げた林要氏。0から1を生み出すための考え方をまとめた林氏の初著作『ゼロイチ』(ダイヤモンド社)の出版記念イベントがDMM.make AKIBAで開催されました。現代の日本企業が抱える課題に触れながら、ゼロイチの考え方について語りました。 日本の産業の閉塞感を打破したい 林要氏(以下、林):みなさんこんにちは。 会場:こんにちは。 林:お忙しいなか、今日はお集まりいただきまして、どうもありがとうございます。本を書くのは初めてだったんですけど(著書『ゼロイチ』)、書いてみると、意外にみなさんから「勇気づけられた」とかそういう声をいただいてですね。非常に、私自身が勇気づけられたなと思っております。 ちょっと不慣れな講義になるかと思いますが、1時