年に1度の法とコンピュータ学会研究会が明治大学で開催されて参加した(いちおう,同学会の末席理事でもあるし。)。 全体の共通テーマは「海賊版サイト対策とブロッキング」。知財法・IT/情報法を横断する今年最大のトピックだが,4月以降,激しい議論が繰り返されており,半年以上たってもなかなか沈静化しない。 基調講演:上野達弘「ブロッキングとリーチサイトをめぐる議論状況」 知的財産戦略本部・インターネット上の海賊版対策に関する検討会議のメンバーでもある上野先生による論点整理。 それにしても,上野先生は講演慣れしているとはいえ,なぜここまで無駄な言葉なく,よどみなく,聞き取りやすい滑舌でお話しされるのか。そのため,単位時間当たりの情報量が多いので,ついていくのは大変だけれども。 基調講演:立石聡明「防弾ホスティング・CDN・ブロッキング 仕組みと諸課題について」 同じく検討会議のメンバーである立石先生