みなさんこんにちは!id:ar_tamaです。最近のマイブームは低温長時間発酵の手捏ね食パンを錬成することです。パンは変数が多すぎてたいへん沼ですね! さて、今回は昨年のアドベントカレンダーで触れた、ServerSide Kotlinなアプリケーションのマルチモジュール化に挑戦したお話をお届けします。 マルチモジュール化の概要と利点 モジュールというのは意味を持ったコードのまとまりのことで、主にプロダクトの境界設計時に用いられる単位です。「単一責任の原則」の達成のために援用されることも多いでしょう。 マルチモジュール化はこの「モジュール」の分割をきちんと行うということですが、たとえばRailsではこれと真逆(どこからでも何でも読める)の思想が採用されているので、突然「アプリケーションをマルチモジュール化しよう」と言われてもピンとこない方も多いかもしれません(現に以前のわたしがそうでした)。