(CNN) 英ロンドンの中心部で22日に発生したテロ攻撃は、一般車両が破壊兵器へと変ぼうしてしまうという危惧を再燃させている。欧州をはじめ世界各地で乗用車やトラックが兵器として使われる襲撃が増えているが、その背景には、テロ組織からの呼びかけを支持者が実行しているという一面がありそうだ。 目立った例だけでも、フランス・ニースで2016年7月、花火を見ていた観衆に20トンのトラックが突っ込み、84人が死亡し、200人超が負傷した。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」によれば、犯行はフランスがISIS掃討作戦でになった役割に対する報復だという。 ドイツ・ベルリンでは16年12月、トラクタートレーラーが買い物客でにぎわうクリスマスの市場に突入し、12人が死亡し、少なくとも48人が死亡した。容疑者はイタリアで警察との銃撃戦の末に死亡している。公開された動画によれば、容疑者はISISに