すごい技術者はすごいマネージャ? 技術の分からないダメマネージャよりはうまくやる? Gさんは30歳代前半の実装技術者として、まさしく経験豊富で優秀な人物です。フレームワークからアーキテクチャ、インフラからアプリケーション、要件からテスト・運用……。システムのすべてを経験し、それなりの造詣を持っています。会社でもエースの技術者として扱われてきました。そして、いままでの立ち位置は、いわゆる「技術頭」でした。何人か部下というより後輩を抱え、チームメンバーをプロジェクトごとに面倒を見てきました。いわゆるリーダークラスといえるでしょう。 そんな彼に、いままでの部下を連れて、次のプロジェクトではマネージャになるよう指示があったのです。彼にも、いままで散々多くの技術の分からないダメマネージャを見てきて、自分ならうまくやれるという自負もありました。彼は快諾し、次のプロジェクトを待っていました。顧客との打ち