JTAG(ジェイタグ)とは、ICのテストなどの目的に使用される一種のシリアル通信の規格です。最近のほとんどの大規模なICはJTAGに対応しており、「テスト用」と記された4〜5本の端子が用意されています。これらのテスト用端子の信号を操作すると、ICに内蔵されたさまざまなデバッグ/テスト機能にアクセスして、パソコン上から電子回路の動作検証を行うことできるようになります。 One Point advice 最近のFPGA、CPLD、RISC CPUなどはみんなJTAGに対応している。 JTAGを使わなければもったいない。 JTAGは、下の写真のように数本の配線でパソコンとターゲット基板つなぐだけで使えます。 ロジックアナライザのようにたくさんの線をつなぐ必要はありません。 写真1 JTAGの信号 JTAGには、大きく分けて次の2つのタイプの機能があり、ICごとに「JTAGでできること」が決