人体の描写には骨格や筋の正確な知識が必須 美術解剖学は、視覚芸術のために応用された解剖学教育です。主に「骨格」や「筋」といった人体の外形に影響する運動器について学びます。「美術に解剖学を導入する」というアイデアは、15世紀ルネサンスのイタリアで生まれました。レオナルド・ダ・ヴィンチの「解剖手稿」がとくに有名です。 よく「美術解剖学の知識は、いつ使えるのか」と質問されます。美術解剖学の目的のひとつは「知識によって観察眼を養う」ことなので、制作時、自分の知識量に応じて自動的に能力が発動します。ゲームでいう「バフ(有利な状態になること)」がつねにかかったような状態です。 骨格や筋などの内部構造を学ぶと、「体表にあらわれる起伏を判別する観察眼」が養われます。自分の手を眺めたり、鏡で顔を見たりすると、さまざまな起伏に気がつきますが、内部構造を一度知ると、まるで皮膚の下が透けて見えるかのように、それぞ
過去の「ブラック・アングル」の中から、山藤さん厳選の30作品をパネルにした(撮影/写真部・東川哲也) イラストレーター・山藤章二さんによる週刊朝日の「ブラック・アングル」。このたび連載2000回を迎えた。 連載は1976年1月2日号で産声を上げた。「中ピ連」「3億円事件」「赤ヘル」。前年を賑わせたキーワードが誌面に躍る。 古典芸能や世界の名画なども巧みに取り入れ、皮肉を利かせた風刺画は人気を集め、唯一無二、似顔絵の新境地を拓いた。 「週刊朝日を最終ページから開かせる男」の異名を持つ。 「気がついたら、40年目。ここからはもう神業です(笑)」 11月10日、東京・有楽町朝日ホールの記念イベントで、山藤さんは700人を前にこう話し、沸かせた。そして、続けた。 「今は仙人の境地、世間のことはどうでもいいのです。ついてこなかったら、みなさんが悪いんですから」 ※週刊朝日 2015年11月27日号
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