イタリアで開かれているG7サミット=主要7カ国の首脳会議。生成AIへの対応について、議論されます。 G7にローマ教皇が初めて参加。フランシスコ教皇、もともとAIのイノベーションを称賛する一方で、「人類が直面する課題でもある」と、国際ルールや規範作りを訴えてきた1人です。いま行われている会議で、世界の首脳にその必要性を説いているとみられます。 背景にあるのは、人類の予想をはるかに上回るAIの技術革新の速度です。 例えば、去年公開された『ChatGPT−4』。ITメディアなどの見立てでは、AIの性能にあたる数値(パラメーター数)が“100兆”ともいわれています。2018年の初期タイプが1億程度だったことを考えると、成長速度は、文字通り桁違いです。 今年発表された動画生成AI『Sora』も衝撃的でした。簡単なイメージを伝えるだけで、本物と見分けがつかないほどの動画が瞬時にできてしまいます。 これ