写真ACより 今年度の中学受験が終了し、子どもたちは4月からの新生活に向けて準備を進めていることだろう。しかし、第1志望校の合格者は3人に1人と言われている中、不合格を突きつけられた心の傷がまだ癒えない子も少なくないのかもしれない。 受験カウンセラー、教育・子育てアドバイザーである鳥居りんこ氏の連載「“中学受験”に見る親と子の姿」では、かつて中学受験に全落ちし、公立中に進んだ大学生の経験談を取り上げたことがある。彼はその後、学区トップの高校、難関大学に進学したが、“虚しさ”を抱え続けていたそうだ。 今回の中学受験で、思うような結果が出ず、モヤモヤを抱えている親御さん、またこれから中学受験に参入するという親御さんに向け、彼の経験談を通して、受験生の親にとって“大切なこと”とはなにかを考えたい。 (編集部) 中学受験全落ちで公立に進学、難関大合格後も続く“悪夢”――彼が選んだ就職先とは? 初出