全国有数のホタテの水揚げ量を誇るオホーツク海側の北見市常呂町で、ことしの本格的な漁が始まりました。 北見市常呂町の漁協はサロマ湖で1年育てた稚貝を海にまき、3年育ててから漁獲する地まき漁を行っていて、1日からことしの本格的な漁が始まりました。 港は水揚げ作業に活気づいていて、午前9時ごろ、成長したホタテを積み込んだ漁船が次々と戻り、クレーンで網を動かしてトラックに移し替えていました。 常呂町のホタテはオホーツク海の流氷が運ぶ豊富なプランクトンによって、きめ細かな食感と強い甘みがあるのが特徴です。 常呂漁業協同組合の山崎知春参事は「きょうから本操業でおいしいホタテがとれています。食べて楽しんでほしいと思います」と話していました。 常呂町のホタテ漁は12月まで続き、ことしは去年よりもおよそ2割少ない3万2000トンの水揚げを予定しているということです。