宮城県石巻市の石巻魚市場で13日、今季初めてギンザケが水揚げされ、昨年より約1週間早く市場が活気づいた。 同市鮎川浜で養殖された1匹1~1.5キロのギンザケ約5トンが午前5時ごろから魚市場に運び込まれ、重さごとに自動で振り分ける選別機に流された。価格は1キロ当たり1000~1177円で、昨年より200~300円ほど高い。市場関係者は「高値にふさわしい品質。堅調な滑り出しだ」と喜ぶ。 東日本大震災で打撃を受けた養殖ギンザケの復活をアピールしようと、生産者らでつくる「みやぎ銀ざけ振興協議会」は農林水産省の地理的表示保護制度(GI)に統一ブランド「みやぎサーモン」の登録を目指す。 石巻魚市場の須能邦雄社長は「5月にも登録される見通し。全国に宮城のギンザケをPRしたい」と意気込んでいる。