印刷 静岡県東部の路上で9件の強姦(ごうかん)などを繰り返したとして、強姦致傷や強盗などの罪に問われた静岡県長泉町下長窪、無職小沢貴司被告(35)の裁判員裁判の判決が5日、静岡地裁沼津支部であった。片山隆夫裁判長は、2009年3月に小沢被告が窃盗罪で受けた確定判決より前に起こした5件の強姦致傷事件に懲役24年(求刑懲役30年)を、残りの4件に同26年(同30年)をそれぞれ言い渡した。 合計すると懲役50年となり、異例の長期刑判決となった。 判決によると、小沢被告は01年10月〜10年7月の間、静岡県三島市や沼津市、富士市などの路上で、主に10〜20代の計9人の女性を襲い、1〜2週間のけがを負わせるなどし、4人からは現金も奪ったりした。 小沢被告は、9件の強姦事件の途中の09年3月、窃盗罪で懲役1年執行猶予4年の判決を受け、確定した。刑法は、確定判決の前後の事件を併せて考えることはで