現代科学では、未検証は沢山ありますが未解明は有りません。 色々な現象に対して、色々な雑多な学説(仮説)が立てられる。 今も昔も科学に、未検証はあっても、(正しいか、間違っているかはともかく)未解明(仮説、推論、学説が何もない状態)は無いんですよ。 昔、ビタミン欠乏症の原因が判らない時期に、色々な学説(仮説)が立てられた。 特に日本ではビタミンB1の欠乏でかかる脚気は結核と並んで二大国民病とまで言われて、多くの命が失われた。 日露戦争時の戦死者より脚気による病死者の方が多かったらしい。 この時に脚気の原因として、栄養不良、栄養障害説、や日本独特の風土病説,や、細菌による感染症、病原菌説や遺伝による疾患と色々と考えられていたが、陸軍軍医総監だった森林太郎(森鴎外)は海軍が取っていた栄養不良説ではなく病原菌説を採用して、多くの犠牲者を出した。 陸軍の脚気患者は約25万人が発症し、病死者は約2万7