平均年収、民間給与実態統計調査からわかること 毎年、国税庁から民間企業の年収調査の報告書が出ています。いつ読んでも新しい発見があり、興味深いものです。情報の出所は国税庁です。ADPなどもそうですが、給与の動向、納税の動向を押さえているところは信頼性の高いデータが集まります。 早速、いくつか資料を拾って読んでみましょう。出所はこちらです。 平均年収、過去10年間の推移 まず最初に、過去10年間の平均年収の推移です。 日本の平均年収、過去10年間の推移 原資料では「平均給与」としていますが、つまり年収ということです。これは、男女、雇用形態、年齢、すべて押しなべての数値です。平成17年が436万円だったのに対し、平成30年は440万円です。リーマンショックの影響があった平成21年には-5.5%、およそ406万円まで落ちています。 ただ、この下落率は株式などの金融商品の下落率に比べればまだ軽いもの