小平市内の玉川上水緑道の一部で昨年度に新しくなった転落防止柵を巡り、地元の市民団体などから「以前より威圧感があり、自然観察をしにくくなった」と不満の声が上がっている。今後、他の市民団体などと連携し、緑道を管理する都西部公園緑地事務所に「新しくする場合は別の形の柵にしてほしい」と提案していく考えだ。 周辺で自然観察会などを開いている市民団体「玉川上水みどりといきもの会議」代表の高槻成紀(せいき)さん(72)=同市=は新しい柵に違和感を覚えた一人。今月一日に見学会を開き、市民ら約二十人が参加した。参加者からは「柵というより黒い塀のようだ」との意見も出たという。