読み進めるにつれ、随所に盛り感が色濃く出ていて めまいがし、心にスッと入ってこない。 医学部を強く勧める学校や親のせいで、自分を不遇の身に仕立て、 挙げ句の果てに何もかも自分で開拓したというのは、どうなんだろう。 地方だからいうより、そもそも昔から徳島文理は医学部至上志向で有名だから、 そこに12年間も通っていて、医学名誉博士の親の強い意向もあって、説得にかけられたんだよね。 出すところは熱く盛って、隠すところは(百歩譲って、もう記憶にないとか?)出さないでは 信憑性に欠け、参考にならないな。 松本さんは無意識にしても自分をプロヂュースするために、 公表する事実と無かったことにする事実を使い分け、 何もかも自分で切り開いてきたように印象操作し、幻想の中で生きている気さえした。 何事も自分の感じ方次第だが、松本さんの場合、周囲の働きかけをあまり感じることができず、 自分の努力と被害感情だけ、