企業間の工場システムをつなぐことが必須条件に 以上が10年後の未来、日本の製造業が直面するシチュエーションです。さて、ツクダ製作所は、期待通りビッグチャンスを獲得することが出来たのでしょうか? 10年後、スマートファクトリー(つながる工場)が実現された未来では、このように企業間の工場システムをつなぐことが注文の条件となると言われています。これまで、製造業に求められる条件は「高い品質(Q)、適正なコスト(C)、確実な納期(D)」でした。しかし、10年後は、さらに「データ連携(スマートファクトリー)」が追加されると言われています。 つまり、標準化に対応していない工場システムや操業監視(工場の見える化)の要件となるデータ連携ができない企業は大手企業からの注文を受けることができなくなるかもしれません。「つながらない工場」は、どれだけ優れた技術や実績があってもスポット契約しか注文が来なくなるのです。