岸田文雄首相は28日夜、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談した。首相は会談後、官邸で記者団に「わが国は祖国と家族を守ろうと懸命に行動するウクライナ国民とともにある」と表明した。主な発言と記者団とのやり取りは次の通り。 【冒頭】 ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談を行った。その中で日本はウクライナとともにあること、ロシアの侵略による犠牲者への心からのお悔やみ、そしてウクライナの主権と領土的一体性に対する確固たる支持を伝えた。わが国は主権と領土、そして祖国と家族を守ろうと、懸命に行動するウクライナの国民とともにある。 またゼレンスキー氏に対して、すでに表明した1億ドル規模の借款に加え、困難に直面するウクライナの人々に対する人道支援として1億ドルの緊急人道支援を行うことを伝えた。国際秩序の根幹を守り抜くため国際社会と結束をして、わが国としても毅然(きぜん)と行動する。そうした観点から