【フランクフルト=林英樹】割高なグリーン水素のコストを現実的な水準に下げる技術がドイツで実用段階に入った。「ヘア・バサーシュトッフ(ミスター水素)」。独政府がドイツ語でこう呼ぶキーパーソンが率いる新興企業、独ハイドロジーニアスが担い手だ。現状と比べ輸送費を最大7割削減できるとされ、水素調達の大半を輸入に頼らざるをえない日本企業も食指を動かす。
Can grid storage batteries save Japan's power supply crisis? 太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの多くは、自然条件に左右される。化石燃料のように必要に応じて発電できるわけではないため、電力の安定供給には今後、蓄電システムの重要性が増してくる。世界の潮流が脱炭素へと向かう中、日本の蓄電池の現状を整理していく。 by Keiichi Motohashi2022.06.15 5 11 2022年3月22日、経済産業省は東京エリアと東北エリアに電力需給ひっ迫警報を初めて発令した。さまざまな要因が重なり、電力需要が供給を上回る可能性が予想されたためだ。直接的な要因は、3月16日に発生した福島沖地震の影響などで火力発電が停止していたことに加え、3月22日の天候が厳しい寒さとなったことによる。当日は東京でも雪が降るといった状況で、3月
「系統用蓄電池」の導入が急増する北海道、大量導入における新たな課題が顕在化:蓄電・発電機器(1/4 ページ) 出力が変動する再生可能エネルギーの導入拡大への対応として、電力系統に蓄電池を導入する動きが進んでいる。北海道では系統用蓄電池の導入申請が急増。一方で系統混雑などの懸念が生まれていることが明らかとなり、今後の対策が検討されている。 変動再エネ電源の大量導入に向けて、電力系統の需給バランス維持や調整力の提供の観点から、幅広い蓄電池の活用が期待されている。 定置用蓄電池には、再エネ電源併設型や需要地点併設型などがあるが、系統に単独で直接接続する蓄電システムは「系統用蓄電池」と呼ばれる。 北海道エリアではこの系統用蓄電池が急増しており、系統混雑の発生が懸念されていることが、第41回「系統ワーキンググループ(WG)」で報告された。 系統用蓄電池の導入に関する制度の概要 従来、大規模な蓄電池が
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