電力需給の逼迫が続いている東北電力は9日、この日の管内の最大電力使用量は1247万キロ・ワットと2日連続で今夏最高を更新したと発表した。 東京電力から140万キロ・ワットの融通を受けて乗り切り、供給余力(予備率)は4・5%だった。10日はさらに電力使用量が増える見込みで、東北電力では、東京電力から急きょ拡大してもらった融通枠を早速活用する。 東北電力では、10日の管内の最高気温が9日を上回ると予想し、電力使用量も今夏最高の1290万キロ・ワットを見込む。このため東京電力から、今夏最大となる170万キロ・ワットの融通を受ける。これにより予備率は4・4%となる見込み。 東京電力からの融通枠は140万キロ・ワットが最大だったが、8日夜に東北電力が東京電力に60万キロ・ワット拡大して200万キロ・ワットにするよう要請し、了承を得た。東京電力の西沢俊夫社長は「互いに計画停電は絶対に避ける。危機であれ